生涯をかけて核・原子力問題の批判的な研究に取り組むともに、脱原発の運動に力を尽くした｢市民科学者」、高木仁三郎の遺志により設立されました。高木仁三郎は自分の遺産をもとに基金を設立し趣旨に共鳴する多くの人から寄付を募って、次の時代の「市民科学者」を育成・支援してほしいとの遺言を残しました。
●助成対象団体
・グループ・団体での応募の場合、法人格等の制限はありません。任意団体や一般の市民グループも助成の対象となります。
・大学や研究機関などに所属し、科学研究費などの獲得が可能な方からの応募も受け付けますが、選考に際しては、そのような研究費等の獲得が難しい課題であるかを考慮します。
・若い世代の方からの応募については、将来にわたり「市民科学」を実践していこうとする意欲と姿勢を重視します。
●助成対象事業
・近年、「市民科学」という言葉は幅広い意味で使われており、市民参加による環境・社会調査などを一般的に「市民科学」と称することもあるようですが、高木基金の考える「市民科学」は、より明確な問題意識に基づいています。高木基金は、現代の科学技術や公共政策が、市民社会や地球環境の脅威となっているような問題について、市民と不安を共有し、行政や企業の利害とは独立の立場から、批判的に検証することを通じて、問題の解明を試み、解決への道筋を探るような取り組みを「市民科学」と位置づけ、この考え方に沿う調査研究を助成対象とします。
・ 現代の科学技術や公共政策の選択が、限られた地球資源の浪費・喪失や気候危機、汚染物質の排出などにより、将来の世代に大きな負担をもたらすという世代間倫理の視点を重視します。
・「市民科学」の考え方に基づくものであれば、調査研究のテーマは限定しません。
・まだ社会的に注目されていない問題について、問題そのものを浮き彫りにするような応募を歓迎します。
・『市民科学者として生きる』（岩波新書）などの著作を読み、高木仁三郎の目指した「市民科学」への理解を深めた上で応募してください。過去の助成実績についても、高木基金のウェブサイトに掲載していますので、ぜひ参考にしてください。｛https://www.takagifund.org/apply/index.html｝
助成予算の総額 400万円
助成上限金額（1件につき）100万円
・ グループ・団体での応募の場合、法人格の制限はありません。任意団体や一般の市民グループも助成の対象となります。
・ 大学や研究機関などに所属する方からの応募も受け付けますが、選考に際しては、研究費の獲得が難しい課題であるかを考慮します。
・ 若い世代の方からの応募については、将来にわたり「市民科学」を実践していこうとする意欲と姿勢を重視します。
2026年1月31日（土）
助成申込書のファイルをダウンロード｛https://www.takagifund.org/apply/index.html｝し、必要事項を入力の上、 info@takagifund.org 宛にメールの添付ファイルで送信してください。
（送信後、１週間以内に受付の連絡がない場合、事務局までお問合せください。）
原則として、助成の決定通知後に実施される調査研究で、1年を超えない期間とします。
申込時に、開始時期と終了時期を明記してください。
申込後、助成の決定通知までに、最大2ヶ月程度の期間を要します。
助成選考は1年ごとに行います。長期的な計画に基づいて調査研究を実施する場合は、今回の助成の対象となる期間の調査研究計画とともに、全体の計画を示してください。
初めての応募の方や、これまでに助成を受けていないテーマに取り組まれる方の場合、正式の応募前に、事務局に事前相談をしていただくことをおすすめいたします。
事前相談シートのファイルをダウンロードし、info@takagifund.org 宛にメールの添付ファイルで送信してください。
その他、不明の点などについては、info@takagifund.org にメールでお問い合わせください。
