台湾では、解放後も日本の植民地支配による後遺症が続いてきました。そうした台湾の視点から、この本をどのように読むことができるのでしょうか。台湾研究者である三澤真美恵さんからお話をいただきます。
2025年10月14日(火)
19:00-21:00
北区、 不特定
会場とオンライン配信(Zoom)を併用するハイブリッド形式
どなたでも参加できます。
2025年10月14日(火)
お申し込み:https://symposiuminterbook923.peatix.com/
一般 1,980円
学生・2024年度ふぇみ・ゼミ寄付者(年間1万円以上) 1,650円
ふぇみ・ゼミU30生(2025年度) 1,100円
※ふぇみ・ゼミパスポート2025対象
※会場での当日お申込みも可
ふぇみ・ゼミ&カフェが開催した連続講座を元に、新たな執筆者も迎えて『インターセクショナリティで語る植民地支配と侵略戦争』(あけび書房、2025)を出版しました。日本敗戦・植民地解放から80年を迎える今年、植民地支配・侵略戦争で起きたことは、決して過去にはならず、新たな差別と不正義の火種となり、現在の社会を形作っています。他方で本書「はじめに」にあるように、世界では旧植民地・難民経験及び出身者を家族に持つ世代が、インターセクショナルな視点で戦争責任・植民地支配研究及びその認識を社会に広げるための社会運動が登場し、 新たな広がりを見せています。日本でも加害国としての責任を達する視点を前提にしながらも、豊かな研究・運動の姿を構築しなくてはなりません。 『インターセクショナリティで語る植民地支配と侵略戦争』という本をそのためのツールとすべく、多彩なゲストと語りたいと思います。歴史を否定するデマとの闘いに縮こまることなく、植民地支配責任・戦争責任を差別と闘う新しい社会を構想するためのベースにしていきましょう。
<三澤真美恵さん>
専門は台湾史と華語圏映画。大学卒業後、出版社勤務を経て華語圏映画への関心から1990年代半ばに台湾に留学。民主化が急速に進む様子を目の当たりにし、熱気あふれる台湾史研究の扉を叩く。
単著に『殖民地下的銀幕――台灣総督府電影政策之研究1895―1942年』(前衛出版社、2001年)、『「帝国」と「祖国」のはざま――植民地期台湾映画人の交渉と越境』(岩波書店、2010年)など。編著に『植民地期台湾の映画ーー発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』(東京大学出版会、2017年)、共編著に『華語圏映画入門––中国・香港・台湾+への扉』(岩波書店、2025年7月) など、分担執筆に『台湾の歴史大全 基礎から研究へのレファレンス』(藤原書店、2025年)、Une histoire globale des révolutions, Paris: La Découverte, 2023などがある。
主催 : 一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ
共催 : あけび書房、インターセクショナルフェミニズム研究会、市民社会フォーラム、日本学術会議振興会科研費基盤研究(C)「東アジアの民主化運動とフェミニズムに関する比較実証研究」(研究課題23K01782)、日本学術会議振興会科研費基盤研究(C)「戦後沖縄をめぐる「忘れられた連帯の記憶」:教育、ジェンダー、戦争体験の視点から」(研究課題24K05300)
ふぇみ・ゼミ事務所:〒115-0044 北区赤羽南2丁目4-7 鷹匠ハイツ403号室
メール:femizemi2017@gmail.com
HPアドレス https://femizemi.org/
申し込みサイト https://peatix.com/group/7235540