本講座「日本軍の性暴力 vol.2」では、台湾、シンガポール、中国湖南省、ドイツで調査を続ける研究者をゲストに迎え、それぞれの地域における被害の実態と、運動・研究の最近の動向を紹介します。
2025年10月24日(金)
2025年11月7日(金)
2025年12月12日(金)
2026年1月12日(月)
19:00~21:30
不特定
完全オンライン開催(Zoom)
どなたでも参加可能です。
お申し込み:https://jmsv2.peatix.com/
▼一回券
・一般 1,980円(税込)
・2025年度寄付者〈10,000円以上〉・学生 1,650円(税込)
・2025年度ふぇみ・ゼミU30受講生 1,100円(税込)
▼全4回通し券
・一般 7,600円(税込)
・2025年度寄付者〈10,000円以上〉・学生 6,500円(税込)
*寄付者の方にはパスポート以外にも様々な特典がございます。これを機にご寄付/パスポートのご利用をご検討ください(詳細)
日本軍による性暴力はアジア太平洋全域で行われました。1990年代以降、被害者の名乗り出を契機に、日本でも加害国としての責任を問う運動が盛んになりましたが、地域ごとに歴史的理解や運動のつながりには断絶が残されています。シンガポールや湖南省のように日本で見過ごされがちな地域もあれば、台湾のように支援運動が活発で日本との連携が続いてきた地域でも、社会変化を踏まえた新たな理解が必要です。
日本軍の性暴力は組織的でありつつ、極めてバラエティに富んだ加害の形態がありました。被害者たちが被害を生きのびた後にたどった歴史も様々です。それぞれの国・地域の具体的な状況を踏まえずに性暴力だけに注目して普遍化するのは、決して日本軍性暴力の解決を目指す道ではありません。
日本敗戦後80年がたっても、日本政府の謝罪・賠償と、被害者の名誉回復・正義を勝ち取るにはまだまだ遠い道を行かなければなりません。シリーズ2では、こうした背景をふまえ、被害当時および敗戦後の歴史・社会状況に即して、各地の証言や最新研究の成果をとりあげます。
シリーズ1では、「慰安婦」という言葉を使うことの問題点や、当事者がこの世を去りつつある今、歴史に向き合う上で押さえておくべき基礎的な知識や視点を紹介しました(録画視聴申込URL:https://square.link/u/E0gBmOFM)。
第1回 10月24日(金)<康淑華さん(KANG Shuhua)> ウォーキング・アウト・オブ・シャドウズ―台湾籍「慰安婦」サバイバーの世代間関係と台湾社会における「慰安婦」言説
第2回 11月7日(金)<ケヴィン・ブラックバーンさん(Kevin Blackburn)> シンガポールにおける慰安婦の発見
第3回 12月12日(金)<張如意さん(ZHANG Ruyi)> おばあちゃんたちの細い手を取って―中国湖南省「慰安婦」サバイバーのライフストーリー
第4回 2026年1月12日(月)<レギーナ・ミュールホイザーさん(Regina Mühlhäuser)> ナチス・ドイツの国防軍やSS兵士による性的暴力と搾取―「慰安婦」の事例とどう比較できるか?
ふぇみ・ゼミ事務所:〒115-0044 北区赤羽南2丁目4-7 鷹匠ハイツ403号室
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