単に知識を得るだけではありません。ファッションや身体に関する様々な研究と実践を通して、身体、経済、ジェンダー、民族、階級、障害がどのように絡み合い、この社会の不平等な構造を作っているのかを探ります。この講座で得た学びを、自分自身の装いや身体の実践に引きつけて考えることで、不平等や差別をなくしていくための、具体的な一歩をそれぞれが見つけていくことを目指します。
2025年11月16日(日)
18:00~20:00
北区、 不特定
会場とオンライン併用のハイブリッド開催(後から配信あり)
どなたでもご参加いただけます。
https://fashion-femi.peatix.com/
■チケット代
▽一回券
・一般 1,980円(税込)
・2025年度寄付者〈10,000円以上〉・学生 1,650円(税込)
・2025年度ふぇみ・ゼミU30受講生 1,100円(税込)
▽全6回通し券
・一般 11,300円(税込)
・2025年度寄付者〈10,000円以上〉・学生 9,500円(税込)
*寄付者の方にはパスポート以外にもさまざまな特典がございます。これを機にご寄付/パスポートのご利用をご検討ください(https://femizemi.org/donate/tokuten/)
体毛の在り方は、時代、地域、文化によって異なり、民族や階級、ジェンダーなどを示す記号としても認識されてきました。日本においては、頭髪、眉毛、まつ毛を除く女性の体毛を「ムダ毛」と名指し、それを除去する行為が推奨され、多くの女性たちが主体的に取り組んできました。2010年以降、エステ脱毛・医療脱毛の普及に伴って、脱毛広告を日常的に目にするようになりましたが、1920年代の婦人雑誌にも脱毛広告は掲載されていました。脱毛広告を中心に、日本の近代から現代までの体毛・脱毛をめぐるイメージと言説を通史的に読み解きながら、一様に私たちを巻き込もうとする日本の脱毛文化について一緒に考えてみませんか。
卒業論文から日本の脱毛文化をテーマに研究に取り組み、2024年度に博士号を取得。体毛をめぐる問題を糸口に不可視化されたルッキズムの構造を明らかにすることを研究課題として、現代まで蓄積されてきたイメージや言説の表象分析に取り組んでいる。現在は、奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センターで特任助教を務めている。
第1回 11月16日(日)18:00~20:00 河野夏生さん「脱毛プロパガンダ~表象から読み解く日本の脱毛文化~」
第2回 11月29日(土)19:00~21:00 ほんまなほさん「ボールルーム・カルチャーとファッション:大阪・釜ヶ崎での実験から」
第3回 12月14日(日)19:00~21:00 谷本奈穂さん「美容整形の動機に見るジェンダー」※完全オンライン開催
第4回 2026年1月10日(土)18:00~20:00 西倉実季さん「美的労働(aesthetic labour)から見る職場のルッキズム」
第5回 2026年1月24日(土)18:00~20:00 石田依子さん「刻まれる沈黙――『海の沈黙』における海・身体・制度の交錯」
第6回 2026年2月14日(土)18:00~20:00 梁・永山聡子さん「誰が着てもよいのか?ーチマ・チョゴリの政治社会学」
ふぇみ・ゼミ事務所:〒115-0044 北区赤羽南2丁目4-7 鷹匠ハイツ403号室
メール:femizemi2017@gmail.com
HPアドレス https://femizemi.org/
申し込みサイト https://peatix.com/group/7235540