単に知識を得るだけではありません。ファッションや身体に関する様々な研究と実践を通して、身体、経済、ジェンダー、民族、階級、障害がどのように絡み合い、この社会の不平等な構造を作っているのかを探ります。この講座で得た学びを、自分自身の装いや身体の実践に引きつけて考えることで、不平等や差別をなくしていくための、具体的な一歩をそれぞれが見つけていくことを目指します。
2025年12月14日(日)
19:00~21:00
完全オンライン開催(Zoom)
どなたでもご参加いただけます。
https://fashion-femi.peatix.com/
■チケット代
▽一回券
・一般 1,980円(税込)
・2025年度寄付者〈10,000円以上〉・学生 1,650円(税込)
・2025年度ふぇみ・ゼミU30受講生 1,100円(税込)
▽全6回通し券
・一般 11,300円(税込)
・2025年度寄付者〈10,000円以上〉・学生 9,500円(税込)
*寄付者の方にはパスポート以外にもさまざまな特典がございます。これを機にご寄付/パスポートのご利用をご検討ください(https://femizemi.org/donate/tokuten/)
現代の日本では、美容整形への希望者は増え、実践者も増えています。私は、2003年から現在にいたるまで、美容整形に関するアンケート調査(8回、計1万3750名)と、医師・クライアントへのインタビュー(61名)を継続的に行ってきました。その内容を一部ですが(全部はとても無理なので)お話しようと考えています。今回は、これまでの美容整形に対する誤解、美容整形への動機を中心に、ジェンダー差についてみていきます。美容整形の是非ではなく、美容整形という現象を通して見えてくる社会の断面を、皆さんと一緒に考えていければ幸いです。
大阪大学人間科学部卒業。同大学院修士・博士課程修了。博士(人間科学)。現在、関西大学総合情報学部教授。単著に『恋愛の社会学』(2008、青弓社)、『美容整形と化粧の社会学』(2008、新曜社)、『美容整形というコミュニケーション』(2018、花伝社)、共編著に『博覧の世紀』(福間良明・難波功士、2009、梓出版社)、『メディア文化を社会学する』(高井昌吏、2009、世界思想社)、『身体化するメディア/メディア化する身体』(西山哲郎、2018、風塵社)、『きれいはいまもゆれている』(飯塚理恵、2025、晃洋書房)。
第1回 11月16日(日)18:00~20:00 河野夏生さん「脱毛プロパガンダ~表象から読み解く日本の脱毛文化~」
第2回 11月29日(土)19:00~21:00 ほんまなほさん「ボールルーム・カルチャーとファッション:大阪・釜ヶ崎での実験から」
第3回 12月14日(日)19:00~21:00 谷本奈穂さん「美容整形の動機に見るジェンダー」※完全オンライン開催
第4回 2026年1月10日(土)18:00~20:00 西倉実季さん「美的労働(aesthetic labour)から見る職場のルッキズム」
第5回 2026年1月24日(土)18:00~20:00 石田依子さん「刻まれる沈黙――『海の沈黙』における海・身体・制度の交錯」
第6回 2026年2月14日(土)18:00~20:00 梁・永山聡子さん「誰が着てもよいのか?ーチマ・チョゴリの政治社会学」
ふぇみ・ゼミ事務所:〒115-0044 北区赤羽南2丁目4-7 鷹匠ハイツ403号室
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