女性労働者コミュニティメディアの代表として発信を続けているディアンさんに、インドネシアで起きている民主化の後退、そして労働者や女性たちの運動がデモの中で果たしている役割、求めていることをお話しいただきます。
2026年1月9日(金)
19:00~21:00
完全オンライン開催
どなたでもご参加いただけます。
↓↓↓詳細・お申込みはこちら!↓↓↓
https://peatix.com/event/4697069/
■チケット代
▽一回券
・一般 1,980円(税込)
・2025年度寄付者〈10,000円以上〉・学生 1,650円(税込)
・2025年度ふぇみ・ゼミU30受講生 1,100円(税込)
▽全7回通し券
・一般 13,300円(税込)
・2025年度寄付者〈10,000円以上〉・学生 11,000円(税込)
*寄付者の方にはパスポート以外にもさまざまな特典がございます。これを機にご寄付/パスポートのご利用をご検討ください(https://femizemi.org/donate/tokuten/)
Marsinah.ID(女性労働者コミュニティメディア)代表。聖公会大学校修士課程修了。
2025年夏、インドネシアでは大規模な政府に対する抗議デモが行われました。国会議員の高額な住宅手当など、政治エリート層による利権の分配などに対する批判から始まったデモは、バイクタクシーの運転手が警察車両に轢かれて死亡したことでさらに拡大しました。インドネシアでは1998年にもスハルト政権を終わらせた大規模な民主化デモがありましたが、当時の活動家たちも現在は体制内に取り込まれた人たちが多く、2025年11月にはスハルト(現在は故人)が「国家英雄」の称号を授与されました。
女性労働者コミュニティメディアの代表として発信を続けているディアンさんに、インドネシアで起きている民主化の後退、そして労働者や女性たちの運動がデモの中で果たしている役割、求めていることをお話しいただきます。
フェミニズムは女性の社会進出を目指してきたと言われますが、いつの間にかそれが、エリート層の中に女性も食い込み、パワーカップルとしてタワマンや高級住宅に住み、子どもをエリート校に送って、差別・収奪のシステムそのものは放置するどころか、そこから利益を得る”タワマン・フェミニズム”になっていないでしょうか?
(“タワマン・フェミニズム”はふぇみ・ゼミ&カフェが2019年ごろから講座などで使ってきたワードです)
他方で、かつて人権と平等の視点から国際的な多国籍企業の収奪を問題にしてきた反グローバリズムの流れは、「アベノミクス」以来の政治が日本を貧しくするにつれ、差別と排斥の極右運動に奪いとられています。従来、差別を利用して収奪を行ってきた保守派が、「穏健」に見える目の錯覚が起きるほどです。また、旧来の組織化を目的とした労働運動も、流動化し、変化する労働環境に十分に対応できているとは言えません。
本講座では、移住労働者や女性、日雇い労働者、若者など既存のグローバル資本のシステムの中で周縁に置かれてきた人たちの多様な運動から、これからの労働と運動の形を考えます。
第1回 12月15日(月)19:00~21:00 ウー・ジンルーさん「台湾における移住労働者運動」
第2回 2026年1月9日(金)19:00~21:00 ディアン・セプティ・トリスナンティさん「インドネシアにおける2025年の抗議活動、労働者運動、女性運動」
第3回 2026年1月(調整中)「スーパー格差社会香港の周縁女性労働者たちの運動」(仮)
第4回 2026年2月4日(水)19:00~21:00 中野理さん「アジアにおける労働者協同組合の可能性と課題」
第5回 2026年2月22日(日)15:00~17:00 ボナンさん「フィリピン人家事労働者たちの国境を越えた労働運動」
第6回 2026年3月(調整中)「協同労働の可能性」(仮)
第7回 2026年3月30日(月)19:00~21:00 木本喜美子さん「「生きること」を軸に「仕事」を考えると?」
ふぇみ・ゼミ事務所:〒115-0044 北区赤羽南2丁目4-7 鷹匠ハイツ403号室
メール:femizemi2017@gmail.com
HPアドレス https://femizemi.org/
申し込みサイト https://peatix.com/group/7235540