「遊廓のなかで読む・書く」
2026年2月5日(木)
19:00-21:00
台東区
浅草・田原町Readin’ Writin’ BOOK STORE
概要:1926年4月、吉原遊廓長金花から逃走した春駒こと森光子は、廃業後にいくつかの雑誌に体験記を寄稿し、2冊の著書も刊行した。同時期に名古屋中村遊廓にいた松村喬子は森の手記を遊廓で読み、後に森と同じく遊廓を逃走し、やはり遊廓を舞台にした小説「地獄の反逆者」を『女人芸術』誌上に発表した。それらの女性たちの作品から浮かび上がるのは、娼妓取締規則によって自由な外出を制限されていても、生活のなかで読んだり、書いたりする女性たちの姿である。新聞や雑誌、本、手紙、様々な「読む」行為を通して女性たちは、自らの位置を探り、苦しい日常を生き抜く智恵を得て、時にはストライキや逃走などの直接行動に結びつけた。あまり知られていない遊廓のなかで読み、そして書いた女性たちの姿を紹介したい。
『聡子の部屋』
住所: 〒111-0042 東京都台東区寿2丁目4-7
浅草・田原町Readin’ Writin’ BOOK STORE
メール:satoko.nagayama.room@gmail.com
TEL:03-6321-7798
担当:落合博