自治体が主導して出会いの機会を提供する「官製婚活」。
マッチングアプリの運営なども含め、公的に「出会い」を支援することが当たり前になりつつあります。
一見すると個人を支える取り組みのように見える一方で、その背景にはどのような価値観があるのでしょうか。
本講座では、こうした問いを手がかりに、社会の制度と個人の生き方・選択がどのように結びついているのかを考えます。
2026年5月29日(金)
2026年6月5日(金)
2026年6月12日(金)
2026年6月19日(金)
2026年6月26日(金)
19:00~21:00
第1~4回は完全オンライン開催。
第5回のみハイブリッド開催。
どなたでもご参加いただけます。
近年、国や自治体による「官製婚活」が、ごく当たり前の支援策として私たちの日常に浸透しています。自治体がマッチングアプリを提供し、「出会い」をプロデュースする現状を、私たちは単なる「親切なサポート」として受け止めてよいのでしょうか。本講座では、この現象を、国家が「性・生殖・家族」のあり方に静かに、けれど深く介入するプロセスとして読み解きます。「少子化対策」というスローガンの下で、いかなる家族モデルが「正当」とされ、誰がその枠組みから排除されているのか。また、個人の尊厳や選択がいかにして国家の目標へと回収されているのか。本講座では、これら政策の背後にある価値観を浮き彫りにし、その不透明な意思決定プロセスを検証します。既存の家族主義を超えて、誰もが尊重され、安心してケアし・ケアされる社会政策のあり方を、受講生の皆さんと共に粘り強く模索することを目的とします。
社会学者。単著に『押しつけられる結婚ー「官製婚活」とは何か』(新日本出版社)、共著に『まぼろしの「日本的家族」』『国家がなぜ家族に干渉するのか』(ともに青弓社)、『社会運動の戸惑い』(勁草書房)など
第1回 5月29日(金)19:00-21:00「親密圏をデザインする国家 ―「官製婚活」という統治手法」
第2回 6月5日(金)19:00-21:00「生殖の正義(RJ)から問う ―「身体の管理」と自己責任論の罠」
第3回 6月12日(金)19:00-21:00「「理想の家族」の系譜学 ―ケアを家庭に封じ込めてきた歴史」
第4回 6月19日(金)19:00-21:00「 誰が政策を動かしているのか ―意思決定における「当事者不在」の検証」
第5回 6月26日(金)19:00-21:00「「生存の保障」へ向けて ―結婚・出産を条件としない社会政策の模索」
講師お一人による講座を1コースとし、2026年度は全部で8コース開催します。1コース(5回)からお申込みいただけます。
一般:19,800円(税込)
学生・2026年度寄付者(1万円以上):16,500円(税込)
ふぇみ・ゼミU30受講生:8,800円(税込)
8コースすべてを受講する方:110,000円(税込)
ふぇみ・ゼミ事務所:〒115-0044 北区赤羽南2丁目4-7 鷹匠ハイツ403号室
メール:femizemi2017@gmail.com
HPアドレス https://femizemi.org/
申し込みサイト https://peatix.com/group/7235540