社会福祉系大学・学部の定員削減や閉鎖が急速に広がり、担い手不足の問題と並行して顕在している社会福祉実践者の「質の劣化」は、「不適切なかかわり(maltreatment)」問題となって深刻化しています。福祉事務所、児童養護施設、障害福祉関係施設、介護施設、保育所等で支援を担当するスタッフによって引き起こされる事件が後を絶ちません。日本を代表するソーシャルワーカーの一人として知られる阿部志郎(横須賀基督教社会館長、日本社会福祉学会長、日本ソーシャルワーカー協会長、神奈川県立保健福祉大学長等を歴任)は、ソーシャルワーカーとして求められる自己に関する知識と規律の修得には、「感性」を磨き、「教養」を積み重ねる必要を説いています。その修得は、当事者との関係形成を重視するソーシャルワークにとって、業務の省力化に向けて多領域で関心が高まる生成AIの取り込みで叶うことは難しく、むしろ実践の「質の劣化」に繋がりかねないとする警鐘とも受けとめることができるでしょう。第21回目となるシンポジウムでは、生きる喜びを伝え、明日への希望を分かち合うソーシャルワーク実践のあり方の共有と、さらなる汎用を目指す取り組みについて考えます。
2026年12月6日(日)
13:00~18:00
港区
明治学院大学白金校舎(東京都港区白金台1-2-37)
テーマに関心があれば、どなたでもご参加いただけます。
定員:120名(対面型:80名、オンライン型:40名。定員になり次第締め切ります。)
申込み方法:ソーシャルワーク研究所ホームページの申込みフォームから参加申込みの手続きをお取りください。
ソーシャルワーカーとして共有したい専門職アイデンティティ
-生きる喜びを伝え、明日への希望を分かち合うために-
子どもの尊厳ある暮らしを支援するソーシャルワーカーへの役割期待
-「虐待サバイバーのピアワーカー」として-
「医療」と「地域」における実践で得た専門職アイデンティティ
-「バザールカフェ」の取り組みを手がかりに-
相談機関として掲げたミッションを具現化する取り組みと課題
-「自助」と「共助」をつなぐ変革者の役割を問い直す-
五つのグループに分かれてディスカッションを行い、学びを分かち合います。
第1グループファシリテーター:沖倉智美(大正大学教授)+風間暁
第2グループファシリテーター:稗田里香(東京通信大学教授)+松浦千恵
第3グループファシリテーター:新保美香(明治学院大学教授)+森玲子
第4グループ(オンライン)ファシリテーター:丹野眞紀子(大妻女子大学教授)
第5グループ(オンライン)ファシリテーター:川向雅弘(聖隷クリストファー大学教授)
Tel.047-704-8007
E-mail.swkenkyu@mail.meijigakuin.ac.jp
担当.事務局(市原)