市民社会をつくるボランタリーフォーラムTOKYO 2022

発達障害がある父母のための子育て支援について考える

分科会 17

発達障害者支援法の公布から17 年。当時子どもだった人も子育て世代になってもおかしくない年月です。しかし、当事者が親になった時に得られる支援は現在十分とは言えません。原因の一つは、発達障害の当事者が親になる時、何に悩み、戸惑い、どんな助けが必要かが認知されていないからではないでしょうか。そこでこの分科会は、当事者の声、有識者の調査結果からニーズや必要な支援を探る機会とします。


チラシはこちら


日時 : 2月12日(土)16:00~18:00

定員 : オンライン 30人

出演 :

飯田 法子さん

大分大学 福祉健康科学部 准教授

Yummy

発達障害がある当事者・本分科会実行委員

グラフィックレコーディングファシリテーター

発達障害がある子育て当事者(録画またはアンケートを予定)


こんな方におすすめ! :

  • 保健センター・子育て支援センター担当者
  • 社会福祉協議会及び行政関係者
  • NPO・市民活動、ボランティア団体関係者

出演者紹介 :

飯田 法子さん

専門分野 臨床心理学 福祉心理学

最終学歴 教育学修士 (大分大学教育福祉科学部教育学研究科)

研究テーマ ①子育て支援における心理臨床 ②教育や福祉における心理臨床 ③発達障害や精神疾患など困難を抱える人々への心理臨床


内容

  • 困りを抱えている子どもや母親が安心して過ごせるようにという願いを持って、子育て支援に関する研究をしています。具体的には、臨床心理士・公認心理師として地域の困りの現場に入り、当事者の方々の話に耳を傾け、困りの内容を分析しています。
  • 夫婦間紛争下における子どもの臨床心理学的な支援についての研究をしています。
  • 発達障害や虐待などの課題に保育現場から支援を行う、全国に先駆けた取り組みである「大分県保育コーディネータ―」制度に関する調査研究をしています。

近年の主な論文・著書

  • 「災害発生時における心理職のロジスティクス業務」(共著)2018年 ストレスマネジメン

ト研究Vol.14(1) 特集 実践報告(日本ストレスマネジメント学会)pp31-38

  • 「母親自身が高機能自閉スペクトラム症である4事例の育児支援についての一考察」(単著)2018年 社会福祉科学研究 第7号(社会福祉科学研究所)pp149-157
  • 「強制執行における『同時存在』についての一考察 -「子どもの意思」の視点から-」(単著)2018年 社会福祉研究 第133号(公益財団法人鉄道弘済会)pp91-97
  • ライフステージを見通した障害児の保育・教育 (共著)2017年 みらい
  • 「保育実践と児童家庭福祉論」(共著)2017年 勁草書房 など

社会活動

大分県公認心理師協会(旧大分県臨床心理士会) 監事

大分県社会福祉審議会福祉専門分科会・児童相談部会委員

大分県社会福祉審議会福祉専門分科会・里親部会委員

大分県社会福祉審議会 委員

大分県保育コーディネーター養成委員会 委員

大分県「安心・活力・発展プラン2015」中間見直し委員会 委員(2019年)

Yummy

当分科会発起人

発達障害者の当事者及び協力者によるボランティア団体 スタンドアップフォーマルチカラーズ代表