どうする?「交通空白地域」 ~被災地と公共交通不便地域の取り組み~
分科会 17
能登半島輪島市では、災害のため公共交通機関が使用できない「交通空白」が生じ、そういった状況を解消するため、令和7年7月からライドシェアの実証実験が始まっています。一方、都市部においては路線バスの廃止・減便が進み、公共交通不便地域が増えつつあります。そこで輪島市及び地域ボランティア団体により移動支援を運営している千葉県睦沢町の取り組み事例を通じて「交通空白」にどう向き合えば良いかを考えます。
日時:2月8日(日) 13:00~15:30
定員:会場30人、オンライン20人
出演:

山下 祐介さん
石川県輪島市町野復興プロジェクト実行委員会 代表

小林 かおりさん
千葉県睦沢町くらしの足むつざわ 事務局長

矢吹 尚子さん
国土交通省関東運輸局交通政策部 部長
こんな方におすすめ!:
- ライドシェア・運転ボランティアに関心のある方
- 移動支援に関心のある方
- 人口減少社会問題に関心のある方
- 交通空白地域で移動支援プログラムの導入を検討している自治体職員
出演者紹介:
山下 祐介さん
石川県輪島市町野復興プロジェクト実行委員会 代表
1986年3月27日生まれ(39歳) 石川県金沢市出身
2004年、石川県立金沢商業高校を卒業
2008年に富山大学経済学部を卒業
2011年に金沢大学大学院法務研究科を卒業
2016年 輪島市へ移住
大学院卒業後は、弁護士を目指して司法試験の勉強をしていたが、稲作兼業農家をしていた祖父母の高齢化・病気により、2016年に輪島市町野町へ移住。農業の知識はほぼゼロであったが、地域の方々にアドバイスをもらうなどし、見様見真似で営農を開始。米農家であると同時に、いわゆる6次化にも取り組み、能登半島地震の半年前である2023年7月に米粉100%のベーグル店「こめとわとベーグル」を開業した(現在は地震の影響により休業中だが、この後仮設商店街で再開予定)。
能登半島地震発災後は、2024年2月に、地元有志で「町野復興プロジェクト実行委員会」(通称、町プロ)を結成。町野地区を、『ワクワク楽しい町にする』ことをテーマに、各種イベントなどを実施してきた。2024年9月21日に発生した奥能登豪雨では、1週間後の9月28日に民間のボランティアセンター「まちなじボラセン」を開設。3か月間で3,400人のボランティアの皆様にご利用いただいた。
現在は、各種イベントの他、町野地区のまちづくり協議会「まちの未来キャンバス」の運営や、ライドシェアの運行業務を担うと同時に、北陸地区で初となる臨時災害放送局「まちのラジオ」の運営を行い、地域に必要な情報を地域の声で伝えている。
《主な役職等》
町野復興プロジェクト実行委員会 代表
(臨時災害放送局「まちのラジオ」の運営も、上記団体で担う)
まちの未来キャンバス(町野地区まちづくり協議会) 代表
輪島市復興まちづくり計画検討委員会 委員
金蔵地区ほ場整備推進協議会 会長
立命館大学客員協力研究員
小林 かおりさん
千葉県睦沢町くらしの足むつざわ 事務局長
東京・江東区と千葉・睦沢町での二拠点生活を経て、現在は睦沢町に在住し、カフェ&ゲストハウスを営む。
2018年から3年間、睦沢町の地域活性化事業に参画し、交通課題を住民とともに考えるワークショップを企画・開催。そのワークショップの中で、住民の声を活かした移動サービス「くらしの足むつざわ」をメンバーとともに立ち上げ、現在も運営に携わっている。運行システムの構築・コーディネートを主に担当。
矢吹 尚子さん
国土交通省関東運輸局交通政策部 部長
平成20年国土交通省入省。まちづくり・住宅・不動産・建設、自動車交通・航空等を担当し、令和7年7月より現職。現在は、関東1都7県の自治体・事業者の皆さんと地域交通の維持・確保、交通空白の解消に取り組んでいる。


