ネットワーク 322号 (2013年2・3月号)
広域避難者支援を考える
ISBN: 978-4-903256-56-6
点
A4判・40ページ
629円(税込)
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2013年発行
東日本大震災以降、都内だけで9000人の被災者がいまも避難をつづけているといいます。避難者支援に取り組んでいるNPOや企業、当事者による自主グループを取材し、活動の成果と課題、またそのなかから見えてきた避難者の課題を共有し、今後の避難者支援のあり方について考えます。
東日本大震災からまもなく2年――。岩手、宮城、福島の3県から県外への避難者数は、6万6000人を超え、そのうち東京都内には約9000人が避難している(2013年2月7日現在、復興庁発表)。
避難をする背景は、地震や津波で自宅を失ったなどの直接的な被害によるものから、福島第一原発事故の影響による居住制限などで地元に住み続けることができない方、あるいは自主避難をしている方など、さまざまだ。長引く避難生活のなかで、それぞれが抱える課題も個別化、多様化、複雑化している。
都内においても、ボランティアグループやNPO、企業、自治体、社会福祉協議会など多様な主体による避難者支援の取り組みが広がっているが、その内容も多様であることから、時として避難者、また支援者の現状と課題が見えにくいとも言われる。
そこで今回の特集では、実際に避難者支援に取り組んでいるNPOや企業、当事者による自主グループを取材し、活動の成果と課題、またそのなかから見えてきた避難者の課題を共有し、今後の避難者支援のあり方について考える。
ネットワーク 322号 (2013年2・3月号) のもくじ/まえがき
〔特集〕 広域避難者支援を考える
- 巻頭座談会
津賀高幸(東日本大震災支援全国ネットワーク)
鈴木訪子(荒川区社会福祉協議会)
福田信章(東京災害ボランティアネットワーク) - 立場を越えて、話すことから、はじめよう
市村高志(とみおか子ども未来ネットワーク) - 避難者雇用の可能性をITの力で広げる
日本ヒューレット・パッカード×東雲住宅 - 避難してきたママと子のリラックスの場を
福福カフェ 武蔵野YWCA - 参加者とともに考え、つくっていく 母子避難グループの取り組み
菅野久美子(つながろう! 放射能から避難したママネット) - 原発事故子ども・被災者支援法を活かすために
大城聡(福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク SAFLAN) - 〔NPO百花繚乱〕 NPO法人こどもプロジェクト
東京に避難している母子の支援
- 〔ききマネ〕 活動を終えるとき その1
- 〔助成金・サポート&レポート〕 社会福祉法人 清水基金
- 〔一人で悩まない社会をめざすNPO〕 NPO法人レインボーコミュニティcoLLabo
セクシュアリティに自尊心をもち、隠すことなく生きられる社会を作るため - 〔マーキーの「こんな会議を見た!」〕 青木将幸(ミーティング・ファシリテーター)
ここ数年、何にフォーカスするか? 年始会議 - 〔企業と地域がつながるとき〕 イー・アクセス株式会社
社員に“ボランティア体験”の機会を提供する - 〔元祖ボランティア道〕 灯りのつどいで絵付つけ体験ボランティア (五月 慶)
- 〔おっちゃん・おばちゃんの声〕 メールより
- 〔飄斎の 散歩deスケッチ〕 神楽坂
- 2012年 ボランティア・NPO・市民活動をめぐる動き
〔情報誌『ネットワーク』〕 115種類の商品があります。 12種類ずつ表示します。
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