
ネットワーク 398号(2025年10月号)
病気でもひとりじゃない ~療養中の子どもの学びを考える~
ISBN: 978-4-909393-65-4
点
A4判・24ページ
400円(税込)
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2025年発行
患っていることを自ら言い出しづらいと感じた経験は、どなたにもあるのではないか。
学校に行けない間の学習の遅れを補う必要性に目がいきがちだが、療養中の子どもにとって学びとは、それ以上に大きな意味をもつようだ。
学ぶ環境があることで友だちや教師などとのかかわりが増え、治療に向き合うためのモチベーションが生まれる。
身近にいなければ、病気の子どもの思いにふれる機会はほとんどないが、患っていることを自ら言い出しづらいと感じた経験は、どなたにもあるのではないか。
本誌395号の特集『療養中の子どもの学びを考える』には「病気の子どもの学びがどのような現状にあるか、知らなかった」と率直な感想をいただいた。
そこで今号ではあらためて、病気の子どもの声に耳を傾け、療養中の子どもの学びについて考える。
学校に行けない間の学習の遅れを補う必要性に目がいきがちだが、療養中の子どもにとって学びとは、それ以上に大きな意味をもつようだ。
学ぶ環境があることで友だちや教師などとのかかわりが増え、治療に向き合うためのモチベーションが生まれる。
それは日々の様々な葛藤を乗り越えながら、自分で自分の人生を切り開いていく、その原動力にほかならない。
そしてまた、その過程に寄り添い続ける大人のまなざしの大切さに気づかされる、そんな取材だった。
ネットワーク 398号(2025年10月号) のもくじ/まえがき
〔特集〕病気でもひとりじゃない ~療養中の子どもの学びを考える~
- 心臓病とともに生きる ─ 僕の特徴を伝えるよ。君の特徴を教えてね。
猪又 竜(患者スピーカーバンク) - 入院中の子どもたちと学生がつくる〝学びの場″
吉田輝々(NPO法人 Your School、埼玉医科大学総合医療センター) - 一緒に学ぶことの大切さ
川口貴志(がんの子どもを守る会) - 経験から思うこと ─ 特集によせて
片岡紀子(患者スピーカーバンク、本誌編集委員) - 子どもが子どもでいる時間の保障
副島賢和(昭和医科大学病院内さいかち学級担当)
- 〔思い立ったがボラ日〕
能登への想いを灯ろうに託して ─ TVAC「夏の体験ボランティア」プログラム
災害協働サポート東京(CS-Tokyo) - 〔セルフヘルプという力〕
仲間と共に自分の人生を新生していく
東京断酒新生会 - 〔いいものみぃ~つけた!〕
おいしさ凝縮! 手作りドライ商品
社会福祉法人グリーン
- 〔『ネットワーク』編集委員企画〕
TAMAとことん討論会をふりかえる
江尻京子(東京・多摩リサイクル市民連邦) - 〔東京しまじま物語〕
八丈島の巻 ─ みんなでつくる年に1度の福祉バザー
菊池孔介(八丈島社会福祉協議会) - 〔未来を描く! 区市町村ボラセン探訪記〕
団体支援を強みに、時代に合わせた役割を
立川市社会福祉協議会 ボランティア・市民活動センターたちかわ
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