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助成金等

【社会福祉法人二葉保育園】
第1回野口幽香賞 受賞候補者募集

受付は終了しました
 

ID:46228

※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。

キーワード:
児童福祉子ども母子社会福祉表彰
活動テーマ:
子ども 、 子育て・ひとり親支援 、 地域・まち・居場所づくり 、 いじめ・暴力・被害
団体名:
社会福祉法人二葉保育園

趣旨

社会福祉法人二葉保育園は、創設者・野口幽香(のぐちゆか)の偉業を顕彰し、その理念と実践がながく後世に継承されることを祈念して、創立120周年記念に「野口幽香賞」を創設しました。広く子どもとその家族の支援のために顕著な活動・研究をしている個人または団体を顕彰します。ふるってご応募ください。

主要項目

対象

乳幼児とその家族の福祉増進に貢献する実践及び調査・研究をしている、団体もしくは個人

助成金

・賞 状(野口幽香賞)
・副 賞:50万円
・記念品
※表彰件数:年間1件

申込み締切

2019年10月31日(木) 消印有効

申込み方法・備考

・提出書類 以下の必要書類を郵便(簡易書留)にて事務局に提出してください。
応募は自薦、他薦を問いません。
 1.野口幽香賞申請書
    ホームページからダウンロード:http://www.futaba-yuka.or.jp/120th/application.html
 2.受賞となると思われる関連の資料
 3.団体の場合は団体の概要がわかる書類
※なお、提出された書類は選考目的以外に使用することはありません。
また、書類は返却いたしませんので、予めご了承ください。


第1回募集要項

野口幽香賞リーフレット

内容

第1回 野口幽香賞

創立120周年記念事業の一環として、『野口幽香賞』を創設いたしました。

社会福祉法人二葉保育園は、創設者・野口幽香の偉業を顕彰し、その理念と実践がながく後世に継承されることを祈念し、創立120周年を記念して「野口幽香賞」を創設し、広く児童福祉事業等で顕著な活動をしている個人または団体を顕彰します。

社会福祉法人二葉保育園ホームページ:http://www.futaba-yuka.or.jp/

選考方法と結果通知

外部有識者を含む選考委員会により、公正かつ適正に選考します。選考結果は12月初めに通知し、受賞団体又は個人には2020年2月1日(土)社会福祉法人二葉保育園創立120年記念式典にて賞状を授与いたします。詳細は後日通知いたします。なお、選考された団体名又は個人名、及び選考理由は、本法人のホームページ等において公表することをご了承ください。

野口幽香の生涯とそのはたらき

野口幽香(ゆか)は1866(慶応2)年2月1日、明治維新の動乱期、兵庫県姫路市で生まれた。新しい時代を前向きに生きた父と、明るくおおらかな母は、娘が広く知識を吸収し学問することを望んだ。小学校卒業後は男子ばかりの姫路中学校に進学したが継続できず中退、19歳で東京女子師範学校(後,東京女子高等師範学校)に入学した。学校の寄宿舎で同室の上級生尾藤初子は幽香に「東洋のフレーベルになる」という夢を語り、これが幽香の将来を決めた。幽香は在学中父と母を相次いで亡くした。失意の彼女は級友に誘われキリスト教会に通うようになり、23歳のとき洗礼を受け,熱心なクリスチャンとして生きることとなる。

1890(明治23)年,東京女子高等師範学校を卒業した幽香は,母校の附属幼稚園に勤務したが、4年後、華族女学校(後、学習院女学部)に幼稚園が創設されるにともない転任し、以後長く勤務することとなる。華族女学校幼稚園の同僚、森島峰は米国で貧民幼稚園について学んだ人であった。二人は麹町に住まい、永田町の華族女学校幼稚園に通った。通勤の途中、朝も夕も往来に放任された貧しい家の子どもたちの姿をみかけ、この子たちにこそ幼稚園が必要だ、自分たちの手で幼稚園をつくろうと夢が膨らんだ。番町教会の宣教師ミス・デントンの協力も得て、慈善音楽会を開催して開設資金を準備し、1900(明治30)年1月、麹町下六番町(現在の千代田区六番町)に小さな家を借りて、近所の6人の子どもを集めて幼稚園を始めた。

麹町の借家でスタートした後、二度の移転を経て、1906(明治39)年3月、当時貧困者が多数居住していた四谷鮫ケ橋(現在の新宿区南元町)に園舎を新築しここで本格的な社会事業的幼稚園の実践が展開された。

二葉は幼児の保育だけでなく、貧困ゆえに学校に行けない子どもを受け入れる事業、幼い子どもをかかえて困窮する母子のための「母の家」等々、時代の必要に応じて多様な取り組みがなされた。明治末にはじまった内務省の救済事業施策のなかで注目・評価されて助成金も受けるようになり、1916(大正5)年,社会事業に転換し,名称も「二葉保育園」と改めた。

幽香は日本の近代化における幼児教育、特に貧民のための幼児の教育と生活を守るためのこれらの事業の中心的な担い手であり、指導者であった。幽香の生涯はキリスト教精神に貫かれ、その事業は一人ひとりの子ども、親を大切にする優しさに満ちたものであった。この実践は今も二葉に継承され、枝葉となって茂み続けている。幽香は1950(昭和25)年、84歳で天に召された。

この情報に関するお問い合わせ

社会福祉法人二葉保育園

二葉保育園 法人事務局(担当:百瀬)

〒160-0012

東京都新宿区南元町4番地

TEL 03-3341-1205 / FAX 03-5368-1969

E-mail : info@futaba-yuka.or.jp