- キーワード:
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文化
、 日韓
、 韓国
- 活動テーマ:
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国際協力
、 外国人・多文化共生
、 ボランティア・NPO支援
- 団体名:
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(特活)アジア・コミュニティ・センター21
趣旨
K-POP、ドラマ・映画、コスメ、フード、最近ではK文学、インテリアなど、韓国発の文化が大人気ですが、今から30年以上前の1988年にソウルオリンピックが開催され、日韓交流が活発になるまで、日本では韓国の人々の生活や文化などはほとんど知られておらず、“近くて遠い存在“という期間がありました。
しかし、日本と朝鮮半島との間には2千年近い交流があり、私たちの身近なところで、その軌跡を見ることができます。古くは稲作、仏教の伝来から、古墳の壁画、石人像、美術、工芸品、音楽、舞踊など、私たちが目にしたことがあるもの、活用しているものもたくさんあります。
そこで今回の「語り場」では、“日本との文化的つながり”をキーワードに、「食」「陶磁器」「日本各地に残る交流の跡」というテーマで、各分野のエキスパートが、初心者にもわかりやすく解説し、現代の私たちの生活にどのようにつながっているかを学びます。
予備知識がなくても、ご参加いただけます。高校生、大学生や社会人の方も大歓迎です!
主要項目
開催日
2021年11月10日(水)
2021年11月13日(土)
2021年11月26日(金)
2021年12月3日(金)
第1回「『韓食留学1999』著者・八田靖史さんと語る『コリアン・フード』」(11月10日(水)19:30-21:30)
第2回「伝統を受け継ぎ世界に名だたる「薩摩焼」を未来へ~十五代 沈壽官さんを迎えて~」(11月13日(土)13:30-15:30)
第3・4回:「あなたの近くの公園やお寺、庭先にも?! 朝鮮半島由来の石人像など」(11月26日(金)、12月3日(金)19:00-21:00)
地域
不特定
場所
オンライン(Zoom)
対象
"語り場"活動は、日本・韓国に関わる特定のテーマに沿って、講師とともに少人数の「"語り場"グループ」をつくり、4回ほどの講座を通して、テーマについての理解を深めることを目ざしています。予備知識がなくても、ご参加いただけます。高校生、大学生や社会人の方も大歓迎です!
申込み方法・備考
【参加方法】原則として、第1回から第4回までの講座にご参加いただきます。都合により第2回目以降からの参加を希望される方は、下記事務局メールアドレスまで、お問い合わせください。
【参加費】高校生800円、大学生・大学院生1,000円、社会人2,000円(全4回分の参加費です。個別回の料金ではありません)
【申込み方法】原則として、第1回目開始前の2021年11月8日(月)21時までに、受付サイト(https://nikkan-mirai-katariba-20211110-1203.peatix.com/)にて参加申し込みおよびお支払い手続きを行ってください。上記の参加申し込み締め切り日以降のお問い合わせは、下記のメールアドレスまでお問い合わせください。
この方法で申し込むことが難しい方、あるいは、ご都合により第2回目以降からの参加をご希望される方は、①ご氏名、②ご所属、③Eメールアドレス、④各テーマ回で聞きたいこと/関心があること をご記入の上、Eメールでお申し込みください(送信先アドレス:jkmirai@acc21.org)。
内容
第1回「韓食留学1999」著者・八田靖史さんと語る「コリアン・フード」(11月10日(水)19:30-21:30)
講師:八田靖史(はったやすし)氏(コリアン・フード・コラムニスト)
韓国料理が生活の一部になった人のためのサイト「韓食生活」を主宰するコリアン・フード・コラムニストの八田靖史さん。日本の大学在学中に"韓流"前夜の韓国に留学し、韓国語を学びながら、 "食の留学体験"をされ、帰国後に卒業論文「朝鮮料理はなぜ赤いか?」を執筆し卒業。JINRO「食の交換留学生」で韓国全土の郷土料理を食べ歩いたのち、2003年『八田式「イキのいい韓国語あります。」』(学研)を出版。コリアン・フード・コラムニストとして、NHK教育「テレビでハングル講座」への出演ほか、各種メディアで執筆、講演活動など精力的に行われています。2018年にはTBS『マツコの知らない世界(新大久保グルメの世界)』に、日韓で2千軒以上の韓国料理店を食べ歩いたスペシャリストとして出演されました。
この講座では、韓国料理と日本料理の共通点と違い、歴史、日本における韓国料理、昔の特権階級・両班(ヤンバン)の食文化や、現代韓国の豊かな"旬メシ"などについて、お話しいただきます。
第2回:「伝統を受け継ぎ世界に名だたる「薩摩焼」を未来へ~十五代 沈壽官さんを迎えて~」(11月13日(土)13:30-15:30)
講師:沈壽官(ちんじゅかん)氏(薩摩焼宗家十五代目、駐鹿児島韓国名誉総領事)
420年以上の歴史がある「薩摩焼」は、島津藩の藩主、島津義弘が文禄・慶長の役で朝鮮半島に出兵し(1598年年)帰国する際に連行された朝鮮人技術者たちにより創生されました。沈家は、薩摩焼の創生にたずさわった初代沈当吉の昔からの陶技を継承し、幾多の名工を生んできた薩摩焼の宗家。十二代沈壽官は、明治6年にウィーン万国博に大花瓶を出品し絶賛を博し、「サツマウェア」の名は世界的に有名になりました。司馬遼太郎の小説「故郷忘じがたく候」では、十四代目がモデルになりました。 十五代目で、駐鹿児島韓国名誉総領事をつとめられている沈壽官氏から、沈家の歴史、祖先への思い、そして未来への展望などについてうかがいます。
第3・4回「あなたの近くの公園やお寺、庭先にも?! 朝鮮半島由来の石人像など」(11月26日(金)、12月3日(金)19:00-21:00)
講師:深田晃二(ふかだこうじ)氏(神戸「むくげの会」会員、深田技術士事務所代表)
日本には朝鮮半島から渡ってきた石人像や石造物が数多くあります。王陵などで死者を守る墓守として建てられた石人像(文人石像と武人石像)には文字が刻まれていないため、元に建てられた場所を離れ、日本各地に渡ったものの大半は由来が不明なものです。
講師の深田晃二さんは、日本各地にある石人像や石造物を訪ねてその歴史や由来を丁寧に調べておられ、現在までに判明した数は約680点にのぼります。その場所は、博物館・美術館、公園、神社などのほか、早稲田大学、大手前大学、武庫川女子大学、天理大学などの大学、個人の庭先などさまざまで、私たちの身近にあるのです。
全2回の講義では、朝鮮石人像や石造物の本来の目的と歴史、渡ってきた経緯、韓国と日本各地にあるものの種類や場所などについて、写真などでわかりやすく解説していただきます。そして、日本国内での保存活動は、返還の問題はどうなっているか、など、ニュースで見聞きする課題についてもとりあげます。
この情報に関するお問い合わせ
団体紹介
団体名称 :
(特活)アジア・コミュニティ・センター21
ACC21は、アジア12カ国の100を超える現地NGOとのネットワークを基盤に、2005年からアジアの貧困層の支援に取り組む国際協力NGOです。フィリピン・マニラで「2030年までにストリートチルドレンをゼロにする」を目標に掲げ、路上で暮らす若者の自立支援プロジェクトを行うほか、スリランカの女性支援、アジアで活躍する次世代人材の育成などに取り組んでいます。2019年度より「日韓みらい若者支援事業」を始めました。