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イベント・講座

【一般財団法人世田谷トラストまちづくり】
「世田谷建築会」発足記念イベント
地域での住まい方、その応援の仕方〜専門家のまちづくりへのかかわり方

  • 初心者歓迎
受付は終了しました
 

ID:49961

※この情報の内容は受付を終了しています。連絡先など変更されている場合がありますのでご注意ください。

キーワード:
まちづくり住まい専門家建築
活動テーマ:
ボランティア・NPO支援 、 地域・まち・居場所づくり
団体名:
一般財団法人世田谷トラストまちづくり

趣旨

「世田谷建築会」は、公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部世田谷地域会、および、東京建築士会世田谷支部の2会が会員となり、 2022 年(令和4年)3月に発足を予定しています。世田谷区の地域特性を踏まえ、専門の職能領域である建築、都市、まちづくり、環境等に関する分野において市民の窓口となり地域貢献することを目的とします。この度、「世田谷建築会」発足を記念したイベント『地域での住まい方、その応援の仕方~専門家のまちづくりへのかかわり方』を開催することとなりました。暮らし方も住まい方も多様化している現在、住まいを取り巻く様々な課題に、建築に関わる職能として、どのようなまちづくりへの関わり方があるのか、市民との接点があるのか、実践している方々のお話を聞きながら、「地域での住まい方、その応援の仕方」について考えるきっかけづくりとしたいと考えています。

主要項目

開催日

2022年3月13日(日)


14:00〜16:30

地域

世田谷区、 不特定

場所

オンライン(Zoom)

対象

・建築士の方々
・市民主体のまちづくりに関わる当事者の方々
・都市、建築、まちづくり等に関わる行政関係の方々
・まちづくりに興味がある学生、社会人の方々など
まちや地域に関わる多様な方々にご参加いただければ幸いです。

申込み方法・備考

下記URLよりお申し込みください。
https://forms.gle/agwhtUbVsbAKaUC49
・申込者には開催3日前にアクセス方法を送付いたします。
・終了後に申込者全員に期間限定で動画配信予定です。
※)本申込に記載いただいた情報は適切に管理し、本イベントの運営および世田谷建築会が開催する他イベントの案内・紹介のために利用する場合があります。

内容

定員・参加費

70名(先着順:定員に達し次第、締め切らせていただきます)

無料

プログラム

第1部:実践されている方々のお話(登壇順および講演タイトル) 

野沢正光氏 「まちを作る、まちをなおす、まちを残す」
山田翔太氏 「住まいをまちにひらく-地域への想いをもつ個人への伴走支援-」 
角屋ゆず氏 「市民まちづくりと専門家をつなぐ、混ぜる」
金子有太氏 「建築士のまちづくり体験記」

第2部:登壇者によるディスカッション

登壇

◆野沢正光

野沢正光建築工房代表、一般社団法人住宅遺産トラスト代表理事

1944 年、東京生まれ。東京藝術大学建築学科卒業後、大高建築設計事務所入所を経て、1974 年、野沢正光建築工房設立。現在、横浜国立大学都市科学部建築学科にて非常勤講師を務める。これまでに武蔵野美術大学客員教授、法政大学大学院デザインエ学研究科、東京藝術大学、東京大学、日本大学、京都大学で非常勤講師を歴任。

■まちを作る、まちをなおす、まちを残す

「ソーラータウン府中」 という街を作りました。 東京都が企画したプロジェクトで 16 戸の住宅地です。住宅はエネルギー使用量が通常の 25 パーセントほどの環境共生住宅です。園路と名付けた共有地、緑地が穏やかな「気候」を作っています。みどりが人々を繋げています。一昨年のグッドデザイン賞で金賞をいただきました。

また私が長くかかわっている「住宅遺産トラスト」はこの間、いくつもの街並みを豊かにするために欠かせない住宅遺産を次世代につなぐ努力を重ねてきました。街を工夫してより豊かなものにすること、街をみんなでよりよく運営すること、これからますます大切になると考えます。

◆山田翔太

一般財団法人世田谷トラストまちづくり

大阪市立大学生活科学部居住環境学科卒業、武蔵野美術大学大学院造形研究科視覚伝達デザインコース及び東京大学大学院(東大まちづくり大学院)修了。2013 年より一般財団法人世田谷トラストまちづくりに所属。既存住宅を所有者自身で地域交流の場とする取り組み「地域共生のいえ」に携わり、居場所づくりのコーディネートを行う。2019 年、都市住宅学会賞・業績賞を受賞。東京都市大学大学院環境情報学研究科都市生活学専攻博士後期課程。武蔵野美術大学通信教育課程非常勤講師。

■住まいをまちにひらく-地域への想いをもつ個人への伴走支援-

「地域共生のいえ」とは、世田谷区内の私有の住宅を所有者自身で地域にひらき、交流の場とする取り組みである。一般財団法人世田谷トラストまちづくりは、地域への想いをもつ建物所有者へ伴走支援を行うことで多様な場を創出してきた。麻雀や囲碁といった趣味的な集いから、介護者の会、子ども食堂、児童養護施設退所者の居場所など社会的活動まで幅広く、交流の楽しさを提供しているだけでなく、地域に欠かせない拠点となっている。建築を学び、地域共生のいえに長く携わってきた筆者がどのように所有者に寄り添って支援を行い、まちに関わってきたのか。まちとひととの関わり合いの中で何を見てきたのかを紹介する。

◆角屋ゆず

一般財団法人世田谷トラストまちづくり トラストみどり課 主任

昭和女子大学生活科学部環境デザイン学科(建築学コース)卒業、同大大学院生活機構研究科修了。暮らしに根付いたまちづくり支援を志し、現職(15年)。公益信託世田谷まちづくりファンド、空き家等地域貢献活用事業などの担当を経て、現在は、グリーンインフラや農業公園、近代建築を担当。共著に『素が出るワークショップー人とまちへの視点を変える 22 のメソッド』(2020 年・学芸出版社)。今春に『( 仮 ) まちづくりプラットフォーム~ヒト・カネ・バショのデザイン』を出版予定(共著・萌文社)。

■市民まちづくりと専門家をつなぐ、混ぜる

“建築士の立場だからこそできる地域への関わり方があるはず”ー地域構成員のひとりでもある建築士と市民まちづくりとの接点を増やせば、もっとまちづくりの可能性が広がるのではと考え、「岡さんのいえTOMO における改修プログラム(2017)」「近代建築建物所有者における建築士派遣の試行(2019〜)」「グリーンインフラにおける雨庭づくり(2020〜)」など建築士等を巻き込んだ事業立案を行なってきた。やってみたところ、建築士の負担が大きい…、これを仕組み化するにはどうしようとか…日々、悩みながら取り組んでいるところである。実際に取り組んだケースからその効果や課題をお伝えするとともに、より良い関係性について考えるきっかけにしたい。

◆金子有太

フレイム一級建築士事務所

2005 年フレイム入社。フレイムは世田谷区第 1 号の建築協定を結んだ(1984 年 ) ことをきっかけに住民主体のまちづくりに継続して取り組む。この活動を引き継ぎ「世田谷観音に移築された旧小田原代官屋敷」を現代寺子屋として企画・活用整備 (2007 年 )。住民の不安や疑問に分かり易い言葉で解説するなど講師・相談員として行政の防災まちづくりの技術普及に協力。住民主体のまちづくりに関わる建築士の社会的な役割について区民や建築士に向けた講演多数。東京建築士会世田谷支部。世田谷区街づくり専門家。

■建築士のまちづくり体験記

住民主体のまちづくり?昔から言われているようだけれど、なかなか専門家(建築士)と住民との接点が増えないのはなぜなのか。私たちは40 年近く専門家として住民主体のまちづくりに取り組みながら、その理由について考えてきた。もしかすると、そこに関わりたいとする私たち専門家の” 意識構造” にも変革が必要なのではないだろうか・・・。面白そう、将来の仕事につながりそう、意義深いから、社会貢献といった個人的な信念や思想だけではボランティア的になり継続は難しい。住民主体のまちづくりを継続的に活動していくために専門家は何をよりどころとすべきなのか?これまで気づきにくかった専門家の在り方や住民の主体性に重きを置いた” 意識構造” を実践者として紹介する。

この情報に関するお問い合わせ

世田谷建築会準備会

TEL 03-6413-1052

setagayakenchikukai@gmail.com

団体紹介
団体名称 : 一般財団法人世田谷トラストまちづくり
一般財団法人世田谷トラストまちづくりは、平成18年4月1日、財団法人せたがやトラスト協会と財団法人世田谷区都市整備公社のそれぞれが有していたみどりや住まい等のまちづくりの専門性を統合し、今までに蓄積されたトラスト活動や住民ネットワークを継承発展させ、区民主体による良好な環境の形成及び参加・連携・協働のまちづくりを推進し支援するために設立しました。
世田谷の美しく潤いのある街並みとみどり等の資産を次世代に継承し、心の豊かさや生きがいを地域に求める住民層の広がりに応えつつ、地域コミュニティとの連携・協力をさらに進めると共に、区民主体や区民参加による取組みを柔軟かつ横断的に推進、支援し、環境共生や地域共生の理念に基づくまちづくりを積極的に進めています。