ボランティア・NPO・市民活動を応援する情報誌『ネットワーク』

「地球温暖化について、あなたの思うこと、考えていることを教えてください」
アンケート 自由記述回答欄より

2023年6月発行・384号 の特集『気候変動とわたしたちの未来』では、「地球温暖化について、あなたの思うこと、考えていることを教えてください」と題して、10代から20代前半の方々にアンケートを行いました。その結果、450名もの方々にご回答いただき、4つの自由記述欄にはたいへん読みごたえのあるさまざまな意見をいただきましたので、ここに共有いたします。(回答いただいたみなさま、ありがとうございました!)


このページにはとても全てを載せきれませんので、一部を抜粋して掲載します。全回答内容は こらちでご覧いただけます (Excel形式)。また、 『ネットワーク』384号 (PDF形式)には回答を集計してグラフ化した記事を掲載していますので、ぜひご覧ください。


Q1 地球温暖化についてあなたはどのように感じていますか?
  • 温暖化が進んでいることをテレビで見ることはあるけど、日本でまだ感じることは少ないから実感するのが難しい。
  • 地球温暖化を抑制するために自分に何ができるのかよく分からない。
  • 個人だけで対策を行っても焼け石に水でしかないからしっかりと対策の成果を出すために誰かと共に行動するべき。
  • 地球温暖化について、「危ない」、「このままだとやばい」という浅い知識しかない人が多く感じます。なので、「不安を感じるが、何が不安に感じるのかまでは分からない」人が多いと思いました。
  • 日本の四季の流れが速くなるにつれ、動植物への影響も増しており、今食べられている食材が食べられなくなると思うと不安でしかない、とくにサンマは危機的。
  • 北極の氷が溶けていて、ホッキョクグマなどの動物にも被害が出ているのをみて不安に感じた。
  • これまでにSDGsについて考えたことが何度もあるが、やはり近年は地球温暖化の問題は深刻で、現在進行形で進んでいる問題なので、気になっていた。特に海水の上昇によって沈んでしまう島や国があることを知った時は驚いた。日本で身近に地球温暖化の影響を感じたことがないため、これからもっと考えていくべきだと思う。
  • 経済を進展されるためには、CO2の排出は避けられないので、CO2の排出を押さえる技術を確立しないと難しいと思う。
  • 地球温暖化について興味が無いわけでは無いが、実際どのくらい地球温暖化が私たちの生活に影響しているのかわからないため、テレビなどで月に1回の頻度で、「地球温暖化の進み具合」などを放送してもいいのではと考える。
  • 地球温暖化の原因として先人の方々が考えもせずどんどん便利さだけを追求し続けてきたことが問題点となります。確かに私たちの代はこの便利さにすがり生活をしていますが、この問題点をSDGsという形にして責任転換をするのは僕は好きじゃありません。そしてこの先地球温暖化についての解決方法を考え実行するのは私たちとなります。今現時点で地球温暖化について問題点がありますので、そこは僕たちの代がしっかりと考えていかなければならないと思っております。

Q2 地球温暖化や地球にやさしい暮らし方について、
友だちや家族と話すことがありますか?
  • 兄弟と。学校の授業で学び考えを話し合い討論する。話す内容は様々で気候変動についての話が多い。
  • 天気予報を見ているときに、気温が例年より高いというのを聞いて家族と地球温暖化が関係あるという話をします。これ以上暑くなるのは大変だから、出来ることは何かを話し合うことがあります。
  • 外国の車やエンジンをふかして排気ガスを出している車を友人と見た時に地球温暖化の原因になるといった話をすることがある。
  • 友達「地球温暖化防止のためにエコバック持ってきたよー笑」私「私も持ってきたよ!」
  • 地球の問題としてずっと残っているものだと思うが、最近は戦争やG7などの話題がほとんどを占めているため、あまり話題に出てこない。なので話すことが以前より少なくなった。
  • ホッキョクグマなどの動物が出てくると地球温暖化は人だけの問題ではないんだと言う話を家族とする。
  • ほとんど話すことはないですが、そろそろ危機感(問題意識)を持たないと10年後、20年後といった近い将来、自分たちが苦しむ一方だと思います。

Q3 地球温暖化を止めるためにはどんなことが大事だと思いますか?
  • ポスターや教育機関などで地球温暖化に対することを学べる授業を取り入れたり、町の見やすいところにポスターを貼ったりしたいと思う。
  • まずは、一人ひとりが自分のこととして地球温暖化問題を捉える必要があると思います。そのために、メディアやSNSを使って私たちが身近にできることをまとめた色々な情報を政府や自治体が発信していくことが大事だと思います。
  • まずは考える機会を作っていくべきだと考える。わたしたちは今まで学校で考えてきたが、今社会で働いている現役世代はあまり理解できていないと思う。講習を開催し、参加することは難しいのでテレビで番組をつくってみたり、いろいろ工夫できると思う。
  • 一気に減らすことは不可能です。日々の生活でちょっとしたこと・できることから少しずつ取り組んでいくべきだと思うし、具体的に何をすれば良いかについても情報が欲しい。
  • ずっと前からSDGsが取り上げられているのに、あんまり変わっていないなら、大きな技術の進歩だったり、革命的な何かがいると思う。
  • どれだけ技術が進化しても一人一人が意識しないと変わらないと思う。
  • 前で言ったオゾン層回復の話も結局世界中の国家が法律による規制を施して回復したわけだしあるなら法律の規制だと思う。技術の進歩も最近はすごいけどもあれは根本的な解決ができるようなものじゃないと思う。
  • Q1でも述べたが、他人が排出するco2やゴミの量などに干渉することは出来ない。なので、まずは自分ができることをやっていく。付け加えるのならば、その様子などをSNSなどで発信(それを強要するのではなくこんなことをしていますと伝える)していければ、社会が少しずつ変わっていくように思う。
  • 牛を飼うことによって多く発生するCH4はCO2より遥かに温暖化現象を深刻化させています。牛の栽培などを制限させる法律が必要です。
  • 個人個人ががんばっても、ひとたび戦争が起これば一気に大量のCO2が排出されます。戦争が起こさなくするような国際的な取り組みが必要だと思います。
  • 政府から日本全国で何かしらの呼びかけや取り組みがないと個人的な行動には結びつかないと思います

Q4 あなた自身は地球温暖化に対して何ができると思いますか?
思うことがあれば教えてください。
  • エコバック持ち歩く。
  • ペットボトルの飲み物は買うのではなくマイボトルを持ち歩く。
  • ごみを増やさない。リユース・リデュース・リサイクルを心がける。
  • 地球温暖化に対して、食品ロスを減らすために好き嫌いをしたりせず、食べ物を残さないこと・節電などを心掛けたりすることができると思います。
  • 最近電気自動車の普及も増えてきているので、将来車を買う時は電気自動車もしくはハイブリッド車といった環境に配慮された車に乗りたいと思っています。
  • 節電を心掛けたり、なるべく自転車等CO2を排出しないエコな乗り物で移動するよう心掛けたりする。作文コンテスト等に応募し多くの人のより良い考えや意見を学び自身の意見や考えを共有する。
  • 電気コンロよりもガスコンロを使うようにする。電気を発生させるときに電気発電所でガスコンロよりも火を使います。ガスコンロはガスを使うので、火はコンロを着火したときにしか使いません。だから、ガスコンロを使います。
  • ごみの分別やエアコンの設定温度を改めること、節電、できる限り家族が同じ部屋で過ごすことなどを実践していきたいと考えている。このようなことを、一人ひとりが無意識的に行えるようになると良いのだと考える。
  • 何かを買うときに省エネのものや作る際にCO2排出が少ないものなどを選んでいく。
  • 地学、生物を選択し、将来に海上風力発電機を増やすために必要な鉱物の位置、核融合発電が普及し始めていたらウラン、プルトニウムの特定、温暖化ガスの分解ができる微生物の発見に貢献。もしくは、思想家になり私利私欲の資本主義を変えみんなが地球のためにすべてを尽くす社会のアイディアを提案。(人に影響を少しでも影響を与えられたら大きい)
  • 地球温暖化の問題を身の回りの人に話すこと。
  • 3Rに配慮する。「つくる責任、つかう責任」何かをする前に、「これは、地球にやさしいことか?」と思いとどめ、よく考えてからアクションを起こす。
  • 僕自身にないとも言えないけど本気で地球温暖化を食い止めるなら国に対しての働きかけだと思う。といってもデモ起こしてもどうにもならないだろうし実際に目の前にある課題を解決することが重要だけどそれは個人、或いは同じ目標を持った民間団体程度ではどうにもならないと思う。つまり個人でできることはほぼないと考えている。現実的に考えて有意義じゃない。ただ無関心でいるのは良いことではないとも思う。
  • 正直何をすれば地球温暖化の対策になるのか詳しい話を知りません。二酸化炭素が~とか知っていますが、結局どうすればいいのか分かりません。それも含め、こうしたらこれぐらい地球温暖化対策に貢献できる!と何かで表記してくれると取り組みやすいと思います。
  • 地球温暖化の一つの原因として、プラスチックがあげられる。プラスチックは燃やして処理する際に大量に二酸化炭素を出す。このようなことから一人一人がプラスチックを使う量を減らしていく必要があると思った。
  • 私自身にできる事はいくつか思い浮かびましたが、焼け石に水ですので意味を見出すことは出来ませんでした。
  • わたし1人ではなかなかできることは少ないが、地域コミュニティや会社内でSDGsなどの取り組みを推奨することはいいことだと考える。たとえ大きな対策はできなくとも地球温暖化がさまざまな場所に広がり、一人ひとりがきちんと考える社会になれば、結果として大きな対策になるのではないか。