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相談員メンバー全員の気持ちやアイデアをメールでやりとり

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東京YWCAシニアダイヤル(千代田区)


図1.png誰かと話したい時、寂しい時、悲しい時、困った時など、シニア(中高年)のための電話相談活動を行ってきた、東京YWCAシニアダイヤル。月曜から土曜まで毎日午後に、カウンセリングの専門家による研修を受けたボランティア相談員が身近な相談相手として電話を受けてきました。

新型コロナウイルス感染拡大により2月終わり頃から相談員メンバーの参加に影響が出てきました。相談活動を行う場所が窓のない部屋だったり、活動場所へ通うまでの交通機関利用に不安が高まってきたため、3月28日からは休室せざるを得なくなりました。

以前からメンバー全員で意見を出し合う時間を大切にしてきたため、休室を決める際には、現在の各自の状況と今後の活動について・活動を休止することについてどのようにお考えですか、と全員にメールしました。
メンバーの中から10名ほどが運営委員になっていて、運営委員がメールの反応をまとめて、また全員にメールで返していきます。みんなに活動を続けたい気持ちがありながら「意に沿わない決断となったのは残念ですが」として寄せられた意見を紹介しながら休室のメールをメンバーに送りました。

休室中もメンバーのお互いの気持ちを出し合えるよう、メールで現在の過ごし方や今をしのぐ工夫についてメッセージの交換を行いました。「こんなことにハマっています」「マスクはこう(二重に)付けるといいですよ」「イライラすることもあるけど気分転換をしています」「周りでこんなことがありました!」など、様々な声が寄せられました。
(2020/5/19取材)


【東京YWCAシニアダイヤル】
https://www.tokyo.ywca.or.jp/senior/consultation/
 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-8-11  TEL:03-3293-5421 FAX:03-3293-5570

運営委員はこの間Zoomでのミーティングもしながら、メールの発信とまとめの返信を繰り返しメンバーとやりとりしています。
全員でのやりとりや意思決定を大切にしていることを通して、メンバー同士もひとりぼっちでないことを感じ合い、また、活動できないストレスをやわらげ再開に向けての気持ちの維持につなげていることを感じました。

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