横河電機株式会社

概要
YOKOGAWAは、地域教育推進ネットワーク東京都協議会の会員として、2009年度から継続して、特別支援学校の授業や行事、また「東京都放課後子供教室」事業の1つである「あきるのクラブ」をはじめとする特別支援学校の余暇活動を支援しています。これらはYOKOGAWAグループ社員の趣味や特技を活かしたボランティア活動です。社員が学校等を訪問し、書道、華道、茶道、英語、楽器演奏、登山、バレーボール、水泳、サッカー、ラグビーなど様々な分野の楽しさを障害のある子どもたちに伝えています。
経緯
2008年度のCSR推進本部社会貢献室(現:CSR課)新設を機に、障害者雇用で交流のあった都立特別支援学校に「授業、行事、余暇活動について企業に協力してほしいこと」のアンケートを実施しました。
子どもたちの「自己選択」「自己決定」の機会を増やすための様々な体験活動のリクエストの中から、活動の公共性、広域性、持続可能性と、当社の企業報告書への協力(活動中の写真提供)などを考慮し、都立あきる野学園のPTAが中心となり活動している団体「あきるのクラブ」との連携を決定しました。
活動の成果
【社員】
ボランティアとして障害のある子どもたちと交流し、企業理念である「良き市民」としての意識を高めています。また、自分たちのプログラムに参加した子どもたちの成長を実感することで、社員自身の自尊心も培われています。
【参加者の保護者や教員の感想 】
・成功体験を積むことで、学校や家庭では教えられない未経験のことにもチャレンジするようになった。
・障害や年齢が違う子どもたちと一緒に活動することで、障害種別に関係なくお互いを尊重し合うようになった。
・過敏だった子どもも、色々な人と活動することで、あまり動じなくなってきた。
・「順番を待つ」「活動に集中する」など場に応じた行動ができるようになっている。
第三者評価
・文部科学省「平成27年度青少年の体験活動推進企業表彰」の審査委員会特別賞(大企業部門)受賞
・東京都教育委員会「平成27年度東京都教育委員会事業貢献企業等に対する表彰」受賞
・内閣府「平成28年版 子供・若者白書」の「体験を通じて学ぶ~企業が取り組み人づくり~」で本活動を紹介
最後に
当社のプログラムは、障害のある子どものために特別に開発したものではありません。ボランティア社員には障害に関する知識や障害児教育の経験はありませんが、障害の有無に関わらず、子どもたちの好奇心を引き出したり「自分でできた」ことを実感したりするための工夫をしています。プログラム自体は社員の専門性(趣味・特技)を生かし、障害特性に応じた支援が必要な場合には「あきるのクラブ」からご助言いただいています。当社は、今後も良き企業市民として、地域社会を支援する活動に取り組んでまいります。"
横河電機株式会社: https://www.yokogawa.co.jp/about/yokogawa/sustainability/community/japan/