ボランティアを考えている企業・社員の方へ

株式会社アクトコール

株式会社アクトコールでは、2014年に障害者雇用第1号として、全盲の視覚障害者の雇用を開始する。中途の全盲者ということもあり、視覚障害についての世間的認知不足、誤解などがあることを実感し、当初は社内向けに視覚障害者の研修会を企画しました。

就職にいたるまで訓練を行っていた東京視覚障害者生活支援センター所長に依頼し、社員向けの研修会を開催。また視覚障害者当事者の体験を交えた「見えない体験会」としてワークショップも開催。研修においては、視覚障害者の定義や人数など、基本情報を知ることから、「なんとなく!?」という認識しかなかった視覚障害者を理解し、どのような配慮が必要なのかを習得。ワークショップはアイマスクを着用し、「見えない」という状況から全盲者がどのように情報を得て、工夫をしているのかを体験。視覚障害者が社内において、【安全&安心】して働けるよう、まずは社員への理解を促すものでした。

全盲でありながらも白杖を利用し、一人で通勤。そんななか小学生に声をかけてもらう出来事がありました。「おはようございます。」その一言がとても嬉しく、安心ができました。「自分は見られている、見守られている!!」と、見知らぬ相手にも挨拶されることの喜びを実感。

それから福祉教育として、小学校では障害者当事者との交流授業を行っていることを知り、新宿区社会福祉協議会からのご紹介をいただき、新宿区内小学校を中心に訪問授業を開始。「コミュニケーション」を最重要ととらえ、障害者に対する固定観念や先入観を払拭するため、【興味&関心&楽しい!】をテーマにし授業を実施。

「障害者だからかわいそう、大変、なんて思わなくていい。自分の知り合いが困っていたら、助けるのは当然だよね!それは障害者でも、お年寄りでも、外国人でも、お友達でも同じこと。みんな同じなはずだよね!!最後にひとつだけお願いがあります。街のどこかで私に出会ったならば、【○○さん、こんにちは!】と挨拶をしてください。私は全盲のため、みんなに会えてもそれに気がつけないことがあるから。」とすべての児童たちに伝えています。

訪問授業を開始してから4年目となりますが、新宿区内では10校を超え、延べ800人以上の児童たちとの交流実績、現在では平日や土日かかわらず、多くのタイミングで児童はもちろん、保護者の方からもお声がけいただけるようになりました。

小学校訪問授業だけにとどまらず、大学・中学校・地域民生委員会・シニア団体・企業向けにもワークショップ開催の実績があります。ノーマライゼーション推奨として、健常者に障害者の理解を促すことはもちろんのこと、障害者は他の障害を理解することも必要で、健常者のことも理解が必要であると考えます。一方的な考え方ではなく【相互理解】を今後も幅広く展開し、多様性を受け入れる社会の実現を目指します!!

株式会社アクトコール: https://www.actcall.jp/

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