日本電気株式会社(NEC)

NECは、障がい者との交流を通じて、障がいへの理解および障がい者の社会参加を促進することを目的に、東京都との連携を強化しています。
NECは、2014年8月に地域連携活動の一環として、NEC本社ビル(港区芝)に隣接する東京都障害者福祉会館と初めて協働で、夏休み特別イベントを実施されました。
その内容は、"宇宙"をテーマにしたJAXA職員の手話による講演会および映画上映、パネル・模型展示といったもので、聴覚障がい者の方を中心に100名の方が参加され、聴覚障がい者支援ボランティアとして7名のNEC社員も参加しました。
また、東京都障害者福祉会館より、東京都が普及推進するヘルプマークの取り組みを紹介いただき、NECはその趣旨に賛同し、ヘルプマーク普及活動の官民連携第1号として、NEC本社ビル内でのヘルプマークのポスター掲示、イントラサイトでのヘルプマークの紹介、NECグループ会社の社会貢献活動プロモーター向けヘルプマーク説明会を実施するなどして、NECグループ全体での社員向けヘルプマーク啓発を促進しました。
さらに、東京都福祉保健局と協働し、主に医療・福祉従事者(看護師、保健師、作業・理学療法士、介護士等)を対象とした難病コミュニケーション支援講座など福祉をテーマとしたイベントも開催してきました。本講座は、NPO法人ICT救助隊をプログラムパートナーに、病気や障がいのために、声を使った会話などごく普通のコミュニケーションが出来なくなった神経筋難病患者や重度障がい者が、ICTを活用することでいつでもどこでも誰とでも自由にコミュニケーションが出来るようになることを目的としています。
最近の動きとしては、NECは2016年8月に公益社団法人東京都障害者スポーツ協会の正会員になり、2016年9月には東京都福祉保健局と連携協力協定を締結しました。
東京都障害者スポーツ協会との連携では、東京都障害者スポーツ協会主催のスポーツ大会への社員ボランティアの継続的な派遣や、社員向け障がい者スポーツボランティア講座の実施、社員向け障がい者スポーツ(ボッチャおよびゴールボール)体験会などを実施しています。
また、東京都福祉保健局との連携では、"TOKYOみみカレッジ"を共催しています。
本イベントは、東京都および公立大学法人首都大学東京と協働で、聴覚障がいについての理解と関心を深めることを目的とした産官学連携イベントです。毎年、首都大学東京(南大沢キャンパス)で秋に開催し、首都圏の大学生を中心とした多くの方々に参加いただいています。
本イベントで、NECはユニバーサルデザインをテーマにしたワークショップや、2020年に向けた国際手話の体験ワークショップなどを実施してきました。
NECは今後も、東京都との連携を梃子に、障がいへの理解および障がい者の社会参加を加速するための取り組みを強化していきます。
日本電気株式会社(NEC):http://jpn.nec.com/community/ja/index.html
東京都障害者福祉会館:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/syoukan/index.html
東京都障害者スポーツ協会:http://tsad-portal.com/