株式会社ジェーシービー


第12回みたか福祉施設自主製品フェスタ『みたか まるっと マルシェ』開催
2019年4月20日(土)、JCBカードセンター(三鷹市下連雀)エントランス前広場において、障害のある方の地域での自立生活支援や、工賃の向上に向けた取り組みの一環として、『みたか まるっと マルシェ』が開催されました。
このマルシェは、2006年、株式会社ジェーシービーより、「日頃地域の皆さんと交流する機会がないので、JCBカードセンターのスペースを使って何か社会貢献ができないか」との申し出が三鷹市社会福祉協議会にあったことを契機として、三鷹市の4つの障害者施設のお菓子の販売会『お菓子フェス』を開催したことが始まりです。
その翌年から、『お菓子フェス』は、三鷹市のぴゅあネット事業(三鷹市障がい者施設等自主製品開発・販売ネットワーク事業)と連携し、出店する施設数が増え、お菓子だけでなく雑貨等も販売することになりました。その為、名称を『菓子フェス+(プラス)』と改名し、毎年1回開催してきました。
さらに今年から、「三鷹の福祉、地域、企業、みんなでまるっと繋がっていこう!」という意味を込め、名称を『みたか まるっと マルシェ』としました。出店も12の障害者施設のお菓子やパン、手作り雑貨品等の他、地域のボランティアによる似顔絵、飴細工、みたカルタ(三鷹のご当地カルタ)、けん玉、ワードラリー(各ブースに設置された文字を集めて言葉を作り景品と交換)やフードドライブ(家庭で余っている未開封の食料品を受け付けて、必要としている方に届ける)など、いろいろな催しも行われました。
『みたか まるっと マルシェ』の特徴は、JCBカードセンターが三鷹市の住宅地にあることから、近隣の多くの家族連れなどが来場され、地域のイベントとして定着していることです。障害者施設の関係者にとっては、福祉に関心のない方にも施設のことや、その製品等を知ってもらい、製品に対する生の声を聞くことのできる貴重な機会となっています。また、株式会社ジェーシービーにとっても、地域の方に会社のことをより知ってもらう機会となっているようです。さらに、このマルシェは、似顔絵等の出店だけではなく、自前の猫の着ぐるみを着ての呼び込み、運営、駐輪場の管理、景品交換、ふれあいポリスなど地域の多くボランティアに支えられています。12年という長い期間の中で、障害のある人も無い人も一緒にふれあえるイベントとして着実に根付いています。
【取材・記録】東京ボランティア・市民活動センター
株式会社ジェーシービー グローバルサイト:https://www.global.jcb/ja/