AIGグループ(AIGジャパン・ホールディングス株式会社)

AIGグループは2014年より公益財団法人スペシャルオリンピックス日本(SON)が主催する「エールラン」を協賛しています。このイベントは、知的障がいのある人にスポーツを通じて社会参加を応援するSONの活動である、全国大会の開催費や世界大会への日本選手団派遣費などの資金を集めることを目的に開催されているチャリティ・ランです。
AIGグループは、米国に本拠を置く保険グループで、日本ではAIU損害保険、富士火災海上保険(2018年1月からはAIUと富士火災は合併してAIG損害保険になる予定)、アメリカンホーム保険など約10社が、事業展開しています。
実はこうした複数のグループ会社があることが、チャリティ・ランに参加した背景要因の一つでした。グループ会社の同僚がそれぞれチームを組んで参加することでお互いの存在を認識したり、同じTシャツを着ることでグループの一体感を感じることができるのでは、という狙いがあり、こうした場を探していました。また、ランニングは初心者でも参加しやすいスポーツなので打ってつけのイベントでした。
また、AIGグループでは、ダイバーシティを理解する活動にも力を入れている中で、2013年より毎年4月2日の国連の定める世界自閉症啓発デイに、社内外で自閉症や発達障がいへの理解を深める活動を展開しています。4月2日に限らずに、他の時期でも何らか、このテーマにつながる活動をできればと考えていたこともエールランに参加した理由です。
この分野では、エールラン以外にも、特別支援学校でのイベント運営をサポートするボランティア活動や、社内での「障がい者理解講座」の開催、福祉作業所の物品の社内販売会の実施などの活動を行っており、一連の取り組みは東京ボランティア・市民活動センターの「第2回企業ボランティア・アワード」を受賞しました。
「エールラン」は、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、障がい者スポーツへの関心が高まり、他の協賛企業も加わりイベント自体も規模が大きくなり、2017年は合計で1650名のランナーが参加する大会となりました。そのうち、AIGグループからの参加者は障がい者理解のための活動を紹介するブース運営のためのボランティアも含めると170名となり、なかなかの勢力です。当初のチーム・ビルディングやグループの一体感を感じるという目的は十分に達成することができました。
こうしてAIGグループが継続して参加し、また参加者の輪が拡がった一番の要因は、この「エールラン」が参加して非常に楽しいイベントだからです。SONの有森裕子理事長が、自らゴールラインに立って、参加ランナーに文字通り「エール」を送ってくれます。また他のSONサポーターのアスリートや著名人も参加ランナーを盛り立ててくれます。
楽しい場を創出していただいているSONの皆さまにこの場を借りて御礼申し上げます。
AIGグループ:http://www.aig.co.jp/group