車椅子利用の方と企業社員による移動体験会(2019年度)
トヨタ自動車株式会社 他 & 文京区肢体障害者福祉協会 他
トヨタ自動車(株)では、社会課題に対する取り組みを国内外において長年実施しています。その中で、今回は、共生社会実現に向けて社員の意識や行動変革を促す取り組みの一環として、全日本空輸(株)や、障害者団体と連携し、障害のある方に対するニーズや想いを学び、気づきを得たいという提案があり、文京区肢体障害者福祉協会等の車いす利用の方々と共に、移動体験会を実施することになりました。
実施内容としては、車いす利用者とトヨタ自動車(株)、全日本空輸(株)の社員がチームを組み、トヨタ自動車東京本社から羽田空港間を様々な交通機関(JR・地下鉄、都バス・Japan taxi等)を利用しながら移動しました。そして、社員は、公共交通機関や公共施設におけるバリアフリーの実態や、障害のある方の移動に対するニーズや想いについて体験的に学び、それぞれのチームでの振り返りを行った後、全体で発表し学びや気づきを共有しました。 参加社員のアンケートでは、「初めての体験であり、数々の問題点や気づきがあった。」「今回の学びを基に、障害のある方に日常生活の中で必要なサポートを実践していきたい。また業務改善にも繋げていきたい。」等の感想が寄せられました。
今後このプログラムは、トヨタ自動車(株)社員の人材育成に向けた教育ツールの1つとして活用すべく社内で検討予定です。また、地域の障害関係団体や企業とも交流・連携をしながら、共生社会実現に向けた、様々な施策・実行を目指しています。

