知的障害のある方のカフェの夜営業『エピソードダイニング』(2019年度)
社会福祉法人シャロームみなみ風 & プロボノチーム
去る9月18日に、東京D&Iプロジェクトの運営連絡会によって選出された3プロジェクトの1つ。社会福祉法人シャロームみなみ風は、就労支援継続B型事業所として、「カフェレストランおんぶらーじゅ」の運営とポップコーンやクッキーをはじめとする製菓事業、行政より委託を受けた緑化活動等を実施しています。
今回、障害当事者の工賃アップ、さらなる地域に根差した事業所、やりがいと楽しみを見いだせる自由な発想の実現という目的で、「カフェレストランおんぶらーじゅ」の夜営業の定着化に関するプロボノを実施しました。プロボノチームは、広告代理店の株式会社I&S BBDOの3名と、外資系金融機関の2名の計5名です。
毎日のランチ営業と区別し、夜の営業を「エピソードダイニング」と名付け、知的障害を持つ店員さんの今まで表に出なかった想いを、絵や文章で表現した"エピソード"として店内で公開することになりました。ロゴ制作、パネル展示、屋外プロジェクターのサイネージ、コースター、フライヤーなど、若きクリエーターたちのプロの技と外資系企業社員の適格なアドバイスによりリニューアルしました。1月24日にオープンし、売り上げは過去最高を記録し、その後、月2回営業しています。(3月は新型コロナの関係でお休み)
さらに、外資系金融機関では、「おんぶらーじゅ」のお菓子の社内販売会を企画し、新商品開発にも参画されました。販売会は1時間ほどで完売し、大盛況でした。今後も、多くの方にご来店いただけるよう努めるとともに、企業でのお菓子の販売会にも力を入れていきたいと考えています。


