市民学習研究協議会 8/6（木）開催
〜学校・地域・市民が手をつなぐ体験学習のすすめ方〜
『生きる力』を育もう

「市民学習」(シチズンシップ・エデュケーション)とは何でしょうか? ひとことで言えば、「良き市民になるために学び続けること」といえます。学校の中や教科書だけでは学び得ない体験的な学習や実践などを通し、現実の社会とふれあうことによって、社会の一員として必要な力が培われていきます。

市民学習によって、自ら課題を見つけ自ら学び自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力、その他の資質や能力が育まれます。

日々の暮らしの中で感じる社会的な課題、たとえば「ボランティア」「福祉・医療」「環境」「平和・安全」「国際交流・支援」「地域・文化」などのテーマに沿った体験的な学習を通して、主体的・実践的な学びを積み重ねる人々が増えることにより、やがてその広がりが社会のさまざまな課題解決の糸口につながるでしょう。実際に、現在の社会は、こうした絶え間ない市民学習の積み重ねの成果として成り立っているのです。

市民学習の意義や実践を社会に広め推進するために、さまざまな機関と連携しながら、市民学習を多角的に研究・協議する場が必要とされています。本会では、事例報告やプログラムの実例を通して、市民学習推進の現状や課題について、多様な立場や視点から協議を行います。

また、多くの学校・地域で実践されて、「いのち」への感動を呼び起こしている福祉教育の授業も体験していただけます。

ご関心のある方は、せひご参加ください!

日時

2009年8月6日(木) 午後1:30〜4:30

会場

東京ボランティア・市民活動センター

(飯田橋セントラルプラザ 10階)

JR飯田橋駅・西口、地下鉄飯田橋駅・B2b出口直結 地図はこちら

内容

◆趣旨解説

山崎美貴子 /神奈川県立保健福祉大学学長・東京ボランティア・市民活動センター所長

◆1.事例報告(30分)

森本芳男さん/墨田区教育委員会 学校支援ネットワーク本部事務局

「学校支援ネットワーク事業について〜地域の人材を教育に活かすために」

今年度から、墨田区では「学校支援ネットワーク本部」を設置し、学校・家庭・地域が一体となって「地域ぐるみで子育てを行う体制」を整備していく方針です。

地域の人材をどのように教育に活かすのか、そのねらい、経緯、展望などを、墨田区立本所中学校や両国中学校の校長として、ゲスト講師による授業を積極的に行ってきた森本氏に、事例を交えながらお話しいただきます。

◆2.市民学習の実践例(60分)

話し手:秋田昌子さん/墨田区福祉保健部職員

「トラさんが生きた! みんなも生きた!」(福祉教育の実践例)

介護を通していのちの可能性や自分らしく生きることの大切さを学ぶ、福祉教育の実践例。

スライドとお話による授業を実際に体験します。

◆3.事例報告(30分)

小林郁義さん/立川市社会福祉協議会 市民活動センターたちかわ

「子どもを軸にしながら地域を耕す〜地域の市民団体との協働」

“自らの意思と判断力を持ち、他者との関わりあいの中で社会を創っていく”そんな市民像を描きながら、市民学習支援に取組んでいる市民活動センターたちかわ。地域を耕す中間支援センターとして、学校や地域の人、市民活動団体などと協働しながら、市民学習の推進に取組む思いやその実践について伺います。

◆4.課題提起、意見交換(50分)

◆コーディネーター

瀧澤利行/茨城大学教育学部教授、東京ボランティア・市民活動センター専門員

途中休憩あり

対象

NPO・ボランティアグループ・市民活動団体などで、教育やアウトリーチに関心のある方

社会福祉協議会やボランティア・市民活動センターなど、地域に関わる機関の関係者

学校支援コーディネーター・ボランティアコーディネーター・PTA・地域関係者

小学校・中学校・高等学校などの先生、教育関係者

その他、学生、教育・市民学習・体験学習などに関心のある方一般

参加費

1,000円(資料代込)

定員

100名

主催・申込・問合せ

東京ボランティア・市民活動センター(宮田・吉田・青柳) TEL03-3235-1171 FAX03-3235-0050

お申込 (ホームページまたはFAXにてお申込ください)

ホームページの参加申し込みフォームはこちら

FAXの方は、こちらをご利用ください (ちらし:PDFファイル 80KB)