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(2010年4月28日 / TVAC )

TVACレポート

「実践!ボランティア・コーディネート〜入門編〜」実施レポート

キーワード
施設ボランティア 、 コーディネーター 、 中間支援組織 、 マネジメント 、 研修

画像当日の研修の様子

4月26日(月)、実践!ボランティア・コーディネート研修〜入門編〜を開催しました。


施設や中間支援組織等で、新たにボランティアのコーディネートを担当することになった方を対象に、ボランティア活動のプログラムづくりから広報、受け入れ、ボランティアのフォローなどを、施設等のボランティア受け入れ担当者として、また中間支援の立場としてのコーディネートの基礎と現場での実践について学びました。


年度当初の入門編ということもあり、93名の参加がありました。

前半では「施設におけるボランティア・コーディネートの基本的な流れ」と「ボランティアをとりまく状況」と題した基礎講座を行いました。「基本的な流れ」では、参加者からコメントをもらいながら、マネジメントのポイントについて解説しました。

後半は、「ボランティア・コーディネートの実際」と題したパネルディスカッションを行い、パネリストとして上原哲子さん(こだいらボランティアセンター)、大岡誠二さん(千代田区立一番町特別養護老人ホーム)、田添映里さん(NPO法人ほおずきの会)の3名をお招きし、実践報告をしていただきました。

上原さんからは、まず何から始めるか、外に出て施設等の担当者とボランティアセンターの顔の見える関係づくりをすることが大切であること、相談として傾聴=心を傾けて聴くこと、一人で抱え込まないことなど中間支援組織としての役割や大切にしていることなどの報告していただきました。

大岡さんからは、年間延べ1,500名を超えるボランティアを受け入れるまでの経過や施設内職員のボランティアに対する学習会の開催、ボランティアセンターの活用などボランティア・コーディネーターとしての心構えなどをお話しいただきました。

田添さんからは、一緒に活動することだけではなく、活動は難しくても金銭面での援助もボランティアとして位置づけていることや、スタッフや保護者、ボランティアによる情報交換を行うことで関係を深めていくことなどをお話しいただきました。

参加者からも、ボランティアの募集の仕方や多様なボランティアの受け入れにあたっての心構え、ボランティア保険の取扱い方など活発な意見交換が行われました。


定員をはるかに超える申込みとなり、会場が狭く参加者の皆さまにご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。また、急遽日程を増やしたことに応じていただいた参加者の皆さま、ご協力いただきありがとうございました。


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