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(2011年4月9日 / TVAC )

お知らせ

東京ボランティア・市民活動センター
やってみよう、クリエイティブに「寄付アクション!」8つのステップ

キーワード
地震 、 災害 、 東北 、 ボランティア 、 東北地方太平洋沖地震 、 寄付 、 募金
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やってみよう、クリエイティブに「寄付アクション!」8つのステップ

「被災者の方の支えになりたい」

「今すぐ被災地に行って、ボランティアしたい」

「でも、ボランティアセンターやNPO/NGOは“今は寄付が一番必要”と言っている‥」

「ところで‥寄付ってどうやるの?」

「もう個人で寄付したよ‥」

そんな方のために、クリエイティブで楽しい「寄付アクション!」のアイデアをまとめました。寄付はひとりでやるのもいいけれど、ご家族やお勤め先、学校、お友だちなどに声をかければ、もっと大きな力になります。

お金はとても役に立ちます。被災地で必要なものを、ニーズにあわせて調達することができます。

あなたの寄付で、被災地への車を走らせましょう。

あなたの寄付で、本当に必要とされている食料や物資を届けましょう。


◆このページについてのお問合せは

東京ボランティア・市民活動センターへどうぞ

Tel:03-3235-1171

寄付アクション!の8ステップ

ステップ1. まず、仲間を募ろう〜ひとりより、みんなで。

ステップ2. 寄付先を決めよう

ステップ3. キャッチコピーやメッセージを考えよう

ステップ4. 「寄付アクション!」を話し合おう〜いろいろな寄付の方法がある

ステップ5. 「寄付アクション!」を実行しよう

ステップ6. 集計して寄付しよう

ステップ7. 報告・感謝しよう

ステップ8. ふりかえろう

ステップ1. まず、仲間を募ろう〜ひとりより、みんなで。

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◆「寄付アクション!」をいっしょにやるチームをつくりましょう

例えばこんな人と「寄付アクション!」チームをつくりましょう。

家族

学校/クラス/部活動のメンバー

職場/部署のメンバー

自治会/ご近所

お友だち

趣味の集まり/サークル活動/同窓会

お店の常連さん/飲み会に参加したメンバー

◆チームの名前・プロジェクト名を考えよう

クリエイティブで自分たちらしいチーム名やプロジェクト名を話し合って決めましょう。

例えば‥

「東ボラ中学校○年○組 思いを届ける!被災地応援プロジェクト」

「Team hope! TOHOKU」

「NGO○○の会を支援する100万円チャレンジ」

「被災地を応援する○○女子会」

◆こんな風にやっているよ

学校から支援の輪 児童・生徒が募金活動や義援金(朝日新聞)

関西から古里へ…県人会が募金活動(毎日新聞)

メールも力に、大学生が募金活動(朝日新聞)

ステップ2. 寄付先を決めよう

◆たくさんの団体・NPO/NGOが活動しています。

チームのメンバーと話し合って、まずは寄付先の団体を決めましょう。

寄付を募っている団体の一覧はこちらに掲載しています。

今はどの団体もとても忙しいので、できるだけウェブサイトで情報を調べましょう。

◆「義援金」を募っている団体

寄付先一覧(「東日本大震災支援全国ネットワーク」のサイトへ)

「義援金」というのは、被災者の方々へ届けられるお金です。そのほか、支援事業を運営するために使われることもあります。

◆「活動資金」を募っている団体

寄付先一覧(「東日本大震災支援全国ネットワーク」のサイトへ)

「活動資金」というのは支援事業を運営するために使われる資金のことです。

ステップ3. キャッチコピーやメッセージを考えよう

寄付先や被災地に届けたいキャッチコピーやメッセージを考えてみよう。

世界中のセレブやスポーツ選手も、メッセージを発信しているから、参考にしてみよう。

つくったメッセージは、「寄付アクション!」でカードにしたり、ポスターにしたり、募金箱に貼ったりして活用しよう。

◆例えばこんなメッセージ

長友祐都選手(インテル):「どんなに離れていても心は一つ。一人じゃない、みんながいる! みんなで乗り越えよう! you'll never walk alone.」

槙野智章選手(ケルン):「被災地のみんなへ ガンバレ!一人でも多くの命が救われますように!!」

マライヤ・キャリーさん:「日本の全ての人々に、愛と祈りを送ります。この悲劇的状況から復活するあなたがたと共に、私たちの心はあります。神の祝福がありますように。AISHITEMASU」

ジェニファー・ロペスさん:「愛を送っています! 1分間、みんなで日本の人々のために祈りましょう。神様が彼らに希望と、勇気と、力を与えてくださいますように」

レディー・ガガさん:「WE PRAY FOR JAPAN日本の為(ため)に祈りを」

ステップ4. 「寄付アクション!」を話し合おう〜いろいろな寄付の方法がある

「寄付アクション!」って募金箱とか、街頭募金のこと?

いいえ。それだけではありません。

クリエイティブに、楽しく、あなたのチームのみんなで「寄付アクション!」を考えてみましょう。

募金箱

画像ディスプレイ用のテンプレートをウェブで配布している団体もあります

募金箱をつくって、お店のカウンターや教室、会社のデスクに置きましょう。

どんな箱を使うのか、特にルールはないので、自分たちで手づくりしましょう。

ステップ3で決めたキャッチコピーやメッセージを活用するとオリジナリティが出ていい感じに。

ステップ1で決めたチームの名前(誰が募金を集めているのか)、ステップ2で決めた寄付先の名前(誰に届けるのか)を書いてわかるようにしておきましょう。

いつまで募集するのか、何ヶ月ごとに集計するのか期間を決めておくのがお勧めです。

一旦集計したら、募金箱を置いたところどこに、いくら寄付したのか、寄付者の方への感謝とともに報告しておきましょう。

街頭募金

街頭募金は街角で、不特定多数の方から寄付を募る方法です。

不特定多数の方から寄付を募るときに大切なのは、信頼を得ることです。

詳しいやり方は、NPO法人ブレインヒューマニティー(兵庫県)が街頭募金マニュアル(PDFファイル)をウェブで公開していますから、参考にしましょう。

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寄付宴会(飲み会・お茶会)/パーティ

参加費に寄付金分をプラスして宴会(飲み会・お茶会)やパーティを開催してみましょう(例:会費4,000円+寄付1,000円=5,000円)。

割り切れない釣銭を寄付する、という方法もあります。

ステップ1で決めたチームの名前(誰が募金を集めているのか)、ステップ2で決めた寄付先の名前(誰に届けるのか)をわかるようにしておきましょう。

一旦集計したら、どこに、いくら寄付したのか、寄付者の方への感謝とともに報告しましょう。

チャリティ・イベント

参加費に寄付金分をプラスしてコンサートやパフォーマンス、路上ライブ、スポーツ・イベント(ボウリングやゴルフもOK)、パーティを開催してみましょう。

他のグループが企画しているイベントを参考にしてみよう。

イベントが決まったらチラシをつくったりウェブにのせたり、ツイートしてたくさんの人に参加してもらう。

ステップ1で決めたチームの名前(誰が募金を集めているのか)、ステップ2で決めた寄付先の名前(誰に届けるのか)をわかるようにしておきましょう。

一旦集計したら、どこに、いくら寄付したのか、寄付者の方への感謝とともに報告しましょう。

バザーやフリーマーケット

衣類や日用品、手づくり品を地域のバザーやフリーマーケットで販売して、売り上げ分を寄付しましょう。

東京近郊のバザーの開催情報は、リサイクル運動市民の会のウェブサイト等に掲載されています。

バザーは自分たちで主催しても開催してもいいですよ。

ステップ1で決めたチームの名前(誰が募金を集めているのか)、ステップ2で決めた寄付先の名前(誰に届けるのか)をわかるようにしておきましょう。

一旦集計したら、どこに、いくら寄付したのか、寄付者の方への感謝とともに報告しましょう。

寄付チャレンジ

JustGiving Japan(ジャスト・ギビング)を通じて寄付チャレンジをしてみましょう。

個人(またはチーム)が支援したいNPOを選び、何かのチャレンジ(ラン、ダイエット、禁煙などなんでも)して、家族や友人などさまざまな人からウェブ経由で寄付を募ることができます。

もっと、いろいろ考えてみよう。クリエイティブに!

ステップ5. 「寄付アクション!」を実行しよう

プランが決まったら、実行する日にち(期間)や場所を決めて、「寄付アクション!」をはじめよう。

ステップ6.集計して寄付しよう

「寄付アクション!」が終了したら、集まった寄付を集計して、ステップ2で決めた寄付先宛に寄付金を送りましょう。

送金方法は団体によって異なりますが、ゆうちょ銀行、都市銀行、クレジットカード決済など、いろいろな方法があります。

振込の明細(領収書)は保存しておきましょう。

ステップ7.報告・感謝しよう

寄付金を送ったら、チームのメンバーや寄付者の方に報告と感謝をしましょう。

寄付者の方がわかる場合は直接感謝の言葉を伝えたり、メールを送ったりしましょう。

街頭募金などで寄付者の方が特定できない場合も、ホームページやツイッター、ブログなどで報告できるといいですね。

振込の明細(領収書)を報告できると、ちゃんと寄付先に届いたと伝えられます。

◆例えばこんなふうに報告しよう

3.13 募金のご報告(NPO法人ハンズオン!埼玉)

3月20日分 募金の集計が完了しました(NPO法人ブレーンヒューマニティ)

ステップ8. ふりかえろう

「寄付アクション!」やってみてどうだった?

チームのみんなでふりかってみよう。

やってみて、楽しかったこと、嬉しかったこと。

新しく、気が付いたこと。

またやるなら、もっとこうしたい、と思うこと。

今回の東北地方太平洋沖地震は、とても被害の大きい災害です。

支援・復興には、とても長い時間と多くのお金が必要です。

だから、「寄付アクション!」は、どんどんバージョンアップして、何度もやってみてください。

みんなの気持ちが、被災地に届くように。

この災害で傷ついて、元気を失っている人を勇気づけられるように。

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