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(2012年3月12日 / 都民ボランティア担当 )

TVACレポート

写真展「くらしの復興へ つなぐ架け橋
〜東日本大震災とボランティア〜」を開催しました

キーワード
東日本大震災 、 都民ボランティア 、 災害ボランティア

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東京ボランティア・市民活動センターでは、東日本大震災により被害の大きかった地域や被災された方々を支援するため、東京都と連携し、4月5日から7月15日までの約3か月半にわたり、「都民ボランティア」として、延べ1,535人のボランティアを被災地に送り出してきました。


今回の写真展(3月3日〜6日)では、都民ボランティア事業の中で記録した、約50点の展示を行いました。


都民ボランティアに参加した方はもちろんのこと、お買い物の途中通りかかった方など、たくさんの方が足を止め写真展をご覧になっていました。1日平均500人、4日間で約2,000人の方にご来場いただきました。


展示写真について

写真展では、瓦れきや土のうの撤去、いかだ作り、炊き出し、足湯などの様子を紹介しました。また、作業前と作業後の様子を比較できるようにするなど、活動の成果をわかりやすくご覧いただきました。


津波で流された大型船など、発災後数カ月の現地の風景。さらに、2012年2月現在の被災地の様子の展示も行いました。


被災した方々とボランティアのふれあいの中で、聞こえてきたつぶやきを紹介したパネルや、災害ボランティアに関する情報を紹介するコーナーも好評で、熱心に見ている方の姿がありました。災害ボランティアの経験があるスタッフが常駐し、質問にお答えしたり、被災地の現在の様子を伝えるなど、来場者との交流も多くありました。


ご覧になった方の声

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「小学生の時、祖母のいる気仙沼の大島に遊びに行った。エメラルドグリーンの海がとてもきれいだったことを覚えている。この震災で、その思い出にもなんだか泥を塗られた気持ちでやりきれない…」(50代 男性)


「主人の友達が石巻に住んでいる。最近やっと連絡が取れ無事だった。1階は津波の被害でダメになってしまったが、自宅の2階で暮らしていると言っていた。(展示写真を見ながら)きっとこんな感じなのかしら…」(60代 女性)


アンケートより

「もうテレビ等で取り上げられることは少なくなったが、写真を見て心が震えた。私たち世代が日本を少しでも変えていかなければならない。」(20代 女性)


「被災地以外にいる人々に、対岸の火事と思わせたくない。東北には、多くの友人がいる。その中に被災された友人も多く、亡くなった人が実際にいるのが今でも残念でならない。今でも音信不通の何人かの友人の安否が気がかりだ。」(40代 男性)


「自分の活動の原点となったのが、都民ボランティアへの参加でした。展示に触れ、思いを新たにした次第です。ありがとうございました。」(30代 男性)

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