(2012年8月8日 / 秋池智子 )
NPOのグッズ紹介「満点慕情」その(5)
〜NPO法人ピースウィンズ・ジャパン/東ティモールのピースコーヒー
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満点市場ではすっかり定番となった東ティモールのピースコーヒー(NPO法人ピースウィンズ・ジャパン/850円)です。
恥ずかしながら、1999年の住民投票でインドネシアからの独立が決定する頃まで、東ティモールがキリスト教国と知りませんでした。ごめんなさい。
般若心経もうろ覚えながら、仏教寄りの私としてはキリスト教はなじみが薄いのですが、クリスチャンの友人に声をかけていただいて、府中刑務所に2回、クリスマス慰問に行ったことがあります。
ところが、参加した受刑者の方々は動いてはいけないとのことで、1年目は拍手すらなく、たくさんのお人形の前でパフォーマンスをしている気分でした。
でも、2年目は拍手が許されるようになっていました。それだけでなく、私たちは受刑者の方々の後ろに回って他の人の舞台を真正面から見ることもできたし、ラストには全出演者が登壇し、『マカレナ』という曲をスペイン人神父さんのギター演奏で踊り、とても楽しむことができました。反応があると、舞台も明るくなるものですね。
キリスト教のお祝いなので、参加したのはほとんどが外国人受刑者の方だったようです。2000年頃、「府中刑務所収容の2000人のうち400人は外国人」など、外国人犯罪者が非常に多いかのような発言がされていました。それは、F級といわれる「日本人と異なる処遇を必要とする」外国人を収容できる刑務所が限られていて、特に府中刑務所には、東日本の外国人受刑者が集中的に収容されているからなのだそうです。
情報は鵜呑みにせず、自分で確かめなきゃ、と思うできごとでした。
NPO法人ピースウィンズ・ジャパン