(2012年8月9日 / 秋池智子 )
NPOのグッズ紹介「満点慕情」その(6)
〜NPO法人共同作業所かたくりのわらじ
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わらじ(写真はNPO法人共同作業所かたくりの製品/700円)は、長距離や旅の必需品として履かれてきたもの。わらを日常で使うことが少なくなるとともに、靴も普及し、わらじは消えゆく運命だったのかもしれません。けれども現在、古布を活用するというエコの視点や、指や頭の体操という健康の観点などから、昔とは趣を変えつつもわらじは存在し続けています。満点市場には、わらじストラップも登場しました(200円)。
わらじは歩くための履物。歩くといえば、昨年はパレードやデモに初めて参加したという声を多く聞きました。当センター発行の情報誌『ネットワーク』316号の「ききマネ」というコーナーでも、「市民の意志表明の場をつくるパレード」を取り上げています。

真剣なメッセージを発しながらも、パレードやデモが明るく楽しく誰もが参加しやすくなったのは、先人あってのこと。「桃色ゲリラ」もその一グループだったと思います。桃色ゲリラとは、ピンクのへそ出し・ミニスカの衣装で練り歩く“カワイイ系反戦アート集団”のこと。
かつて、市民活動の拠点として借りたアパートの隣室が桃色ゲリラの主宰、増山麗奈さんのアトリエだったので、メンバー数名でご挨拶に行ったことがありました。
ドアを開けると正面に刺激的な裸婦画があり、増山さんと話しているとその背後にある裸婦画が目に入ってしまい、目のやり場に困ったという思い出があります。
増山さんは、個人としても活動しながら、桃色ゲリラ活動も続けていらっしゃるようです。「アートとエロスと育児と革命!」を掲げる増山さん、何足ものわらじを履く、かっこいい女性だと思います。
共同作業所かたくり
http://www6.ocn.ne.jp/~katakuri/