みなさん、1月17日が何の日か覚えていますか?
18年前の今日、午前5時46分、阪神・淡路大震災が発生しました。
「いま、わたしたちに、できること。2013〜KOBE MEMORIAL 灯りのつどい〜」は、この震災を風化させないようにと東京災害ボランティアネットワーク(通称:東災ボ)が毎年1月の17日以前の土曜日に開催しているイベントです。
イベントの情報はこちら→つなぎあい
今年の「つどい」は2013年1月12日(土)に開催。共催団体のTVACからもスタッフ3名が参加しました。
会場は、有楽町駅前の東京国際フォーラム。当日の天候は晴れ、風なし。例年‘寒さが身に染みる’イベントですが、今年は過ごしやすい一日となりました。
午前10時ごろから東災ボのスタッフをはじめ、多くのボランティアが参加して会場設営を開始。
「炊き出し」、「展示」、「灯りのテント」のコーナーや、「煙体験ハウス」、「スクリーン映像」も準備しました。
準備の様子 私たちTVACの担当は、「灯りのテント」。小さなグラスに絵付け体験をするコーナーです。
14時ごろから少しずつ人が集まりはじめ、(スタッフの呼び込みもあってか、)沢山の方が立ち寄り、絵付けを体験しました。
土曜日の午後ということで、お子さん連れのご家族、若いカップル、ご夫婦、お友だち同士などなど…通りかかったいろいろな方々が興味を持ってくれたようです。
絵付け体験の様子
ペンで自由に描いてもらいましたが、個性的なものから芸術的なものまで、素敵な作品が完成しました。特に、子どもたちが真剣な表情で「お絵かき」に取り組んでくれた様子が印象的でした。
みなさんが絵付けをして完成したグラス 日も暮れてきた17時ごろ、このコーナーで絵付けを終えたグラスをセレモニー会場へ移し、会場にいる方々にひとつずつ手に取っていただきました。
そして会場には、「1.17KOBE」の文字で灯りがともされ…
———17時46分。黙祷。
日本で暮らす私たちの生活から切り離せない災害。
阪神・淡路大震災の後も、中越地震、中越沖地震、東日本大震災などさまざまな地震災害が発生しています。
多くの人の暮らしをほんの一瞬で変えてしまう震災。その一方で、時間の流れは私たちの記憶を風化させていきます。
「あの日のこと」、「あの時のこと」、「あの人のこと」、「あの町のこと」・・・、この「灯りのつどい」は、わたしたちが何かを思い出す、語り合う、話し合うきっかけを与えてくれます。