(2014年9月22日 / TVAC )
恒例!インターンのぼらせん奮闘日記
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連載その3(最終回) 2014年9月17日(水) 「ボランティアって!?」
こんにちは!最後の登場になります、インターンの高橋沙織です。
打ち合わせに参加させていただいた際、初めてお会いする方に「日記見ましたよ!」と言われ、職員の方にも「載ってたの見たよー」と言われ、恥ずかしくもありますがとても嬉しいです。ありがとうございます。
ということでインターン日記第3回目です。最後に改めて締めます。
3週目初日はボランティアに関する疑問を投げかけました。
ボランティアは基本的に無償で行われるものですが、「それって最低賃金以下の労働になるんじゃないか」と問われた時に、「それは違う」と言いたくても自信をもってその理由を言葉にできていなかったのです。
疑問を投げかけて1時間ほど話した後でもまだ上手く言葉にはできていませんが、少なくともボランティアは強制されるものではなく、無理してやるものではありません。
しかし必ず、相手や一緒に活動する誰かがいます。お金をいただかないといっても責任が全くないわけではありません。
友達と遊ぶ約束をしていたのに、一切連絡なしで約束していた時間に待ち合わせ場所に行かなかったら友達は困りますよね。
ボランティアも同じです。連絡をせずに活動場所へ行かなければ担当の方は困ってしまいます。これだって責任です。
でも、活動場所や時間を無理して設定するものではありません。
その人のやりたいことをできる範囲で、でも約束は守りましょう。
「なんだ、じゃああれだってボランティアじゃん!」ってこともあるかもしれないです。
だってボランティアは福祉に限った活動じゃないですもん。
でも「ボランティアを名乗る困ったさん」にはならないでほしいです。
「被災地支援で支援物資を送りたい!」と言ってぼろぼろのタオルや着古して穴の空いた服を贈られても、あなたはそれを贈られて嬉しいでしょうか?
せっかくならボランティアをして相手を喜ばせたいですよね。ねー。
…なんてお話を職員さんとできました。
事業の説明を受けたりお仕事にくっついて行く以外にも、お仕事の合間とか、移動中の電車の中とか、ごはん食べながらとか、この3週間いろんな職員さんといろんなお話をしました。
人の顔と名前を一致させるのが苦手な私が、職員さんの席が日替わりで変わっていく東ボラで職員さん方の名前をわりとすぐに覚えることができたのはそのおかげでもあると思います。
あまりお話できなかった方もいて残念ですが、フォーラムにも参加するつもりですし、これで関わりがなくなるつもりは一切ありませんので!ま、まだ来年4月からの就職先決まってないですけどね!!
インターン最終日に「インターンどうだった?」ってよく聞かれましたが、一言で答えられるものではありませんでした。
ただ、たった3週間で東ボラの職員さんと、東ボラでつながっている多くの人をすきになり、都会が苦手だった田舎者の私が東京ごとすきになってしまいました。
田舎者にとってだいたいの東京のイメージって新宿なんですけどね。そんなことなかったです。
最後にしっかり締めると言いつつ、上手い締め方が思いつかないので、宣伝して終わろうと思います。
宣伝といいますか、次回予告です。
実はこのインターン日記、今回で最後ではなくちゃっかりと総集編的な記事を書かせていただくことになりました。ぱちぱちぱち
載るのはここのボラ市民ウェブ…ではなく!東ボラで発行しているネットワークという雑誌の333号になります。次の次に出るものですね。
このページの右側「東京ボランティア・市民活動センターの発行図書」の欄に「『ネットワーク』購読申し込み」のリンクがありますのでそこでもネットワークについて知れますし、東ボラに直接来ていただいてもどんなものか見れると思います。
記事の内容についてはただ今頭の中で妄想中です。
お楽しみに、といえる自信はありませんが、ここまで読んでいただいた方にはぜひ最後まで読んでいただきたいです!よろしくお願いします!
最後が一番長くなりました。
では3回分読んでいただいた皆さまと、東ボラ職員の方々とはじめとしたインターン中に関わった皆さま、そして某K先生へ、ありがとうございました!!!
連載その2 2014年9月7日(日) 「市民学習づくし」
1週間ぶりにこんにちは!
電話対応に慣れてきました、インターンの高橋沙織です。
スタッフさんの中にも高橋さんがいらっしゃって、先日「さっき電話受けたのはどっちの高橋さん?」ってなったので、電話受け取ったときに自分の名前名乗るべきか否か若干迷ってます。
ということでまず、先週の日記を閲覧、Facebookでシェアしていただいた皆さまありがとうございます!
Facebookのシェア数に驚いておりますが、自分でシェアしたものにも多くの方から「いいね!」やコメントをいただき、とても嬉しいです。これを打っている今もにやにやして、いや頬が緩んでしまいます。
先週も少し触れましたが、私は福祉教育に関心が強いので今回のインターンでは福祉教育の事業を中心に見せていただいています。東ボラでは主に市民学習事業と呼んでいます。
「福祉」って聞くと介護とか臨床現場の狭義の意味でイメージする方が多いように感じますけど、福祉教育ってそれだけじゃないですよね。
広義の意味ですと
ふ だんの
く らしの
し あわせ
という表現がすきです。
本題に入りますが、そういうわけでインターン2週目はほぼ市民学習づくしでした。
地域には子ども、障害のある人、認知症のおばあちゃん、畑の世話するのが上手なおじいちゃん、…いろーんな人がいます。
自分のお仕事で相手とする方の中に障害のある人がいるかもしれない、自分の家族が認知症になるかもしれない、と思えば誰しも無関係ではないと思うのです。もしくは畑の世話が上手なおじいちゃんにお話を聞いたら、家庭菜園や小学校の授業が充実するかもしれません。
市民学習事業をいくつか見させていただいた中で、点字や講話、施設訪問によっていろんな人を知るきっかけを作っている学校がたくさんありました。
他にも映画製作や地域で作っている野菜の調べもの…などから展開をするおもしろい学校もありました。
施設での4日間の活動の振り返りをしている場面に伺った際に、先生から学生に向けて「社会的弱者と呼ばれている人は君たちにどういう生き方を見せてくれたか?」という問いかけがありました。
いろんな人の生き方に触れ、社会にはこんな人がいる、あんな人もいる、という気づきや学びはその人自身の生き方も変えていくと思います。
そんなところで最後に地方学生っぽい感想を。
東京はたいていのところに電車で移動できるうえに、駅に行けば電車が来るから便利ですねー。
「駆け込み乗車はおやめください。次の電車をお待ちください。」なんて地元でアナウンスされたら困りますね。
先週よりも長くなりました。次回はいい感じに最後締めようと思いますのでぜひぜひ。
ありがとうございましたー!!
連載その1 2014年8月30日(土) 「岩手からどうしてここでインターン?」

はじめましての人もそうでない人もこんにちは!
現在東京ボランティア・市民活動センターにてインターンさせていただいております、岩手県立大学社会福祉学部4年高橋沙織です。8月26日から9月13日までの3週間と、過去にインターン日記を書いていた方々と比べれば少ないですが、毎週合計3回ここでご報告させていただきます!よろしくお願いします。
まずインターンが始まって「岩手の学生がどうしてここでインターンを?」とよく聞かれるので、インターンをすることになったきっかけをお話します。
三つありまして。
一つ目は今年2月、東京で大雪になったあの日に行われた、「市民社会をつくるボランタリーフォーラムTOKYO2014」
(http://www.tvac.or.jp/vf2014/)に、とある方に誘われて参加したときの主催と会場が、ここでした。フォーラムのお話もしたいのですが長くなるので、気になる方はぜひ次回ご参加ください
二つ目は私自身福祉教育にとても興味があり、県社協を中心にお話を聞いて調べていたところ、東京での福祉教育の担当は東京ボランティア・市民活動センターだと紹介されました。「フォーラムやってるとこだ!!」という感動が起こりました。参加直前でした。
三つ目はその時、福祉教育のお話を聞きに行った時に、大学で仲良しの某先生が以前ここで働いていたのを知りました。インターン中にも多くの職員の方に、働いていた当時の先生のお話や好きなお店なんか教えていただいたりします。愛されてるみたいです。ゼミの先生ではなく、あくまで仲良しの先生ですが(笑)
そんなこんなでインターンが始まって5日がたちました。
慣れてきたと思ったところで電話対応などのお手伝いもし始め、なかなか緊張がおさまりません。が、事務所も会議もとにかく雰囲気がよくて、職員の方に何かと気にかけていただいたりたまに会議で意見を振っていただいたり…とお話する機会がたくさんあって楽しくインターンしております。すっごい楽しいです。そう見えなかったら緊張のせいです。
様々な会議や日常業務、5日目には災害訓練にも参加したりする中で、各地域にある社会福祉協議会やボランティアセンターがいろんな人にとっての「居場所」となってほしいなあ、なんて思う一週間でした。
ボランティアをやる理由ってなんだろう?ボランティアを人に広める理由ってなんだろう?なんて、もやもや…も楽しむインターンにしたいです。します。
長くなりました。来週も読んでいただけると喜びますのでぜひぜひ。
ありがとうございましたー!