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(2015年12月20日 / 加納佑一 )

TVACレポート

第30回 食事サービスを考えるつどいを開催しました(報告)

キーワード
食事サービス 、 東京

※この情報は掲載期限を過ぎたものです。

当日の様子


平成27年12月20日(日)、飯田橋セントラルプラザ12階を会場に、食事サービスに取り組むボランティア団体やNPO法人、高齢者福祉施設、地域包括支援センター等から約70人の参加がありました。

講義Ⅰでは、第Ⅰ部 事例報告として、大阪市旭区のNPO法人フェリスモンテから事務局長の隅田耕史さんに来ていただき、マンション「フェリスモンテ太子橋」を中心に様々な人が集うコミュニティ作りの話を伺いました。

講義Ⅱでは、千葉大学准教授の清水洋行さんから南オーストラリア州で配食サービスを実施しているMeals on Wheels(ミールズ・オン・ホイールズ協会)に視察に行った報告を伺いました。


お昼は社会福祉法人豊芯会の美味しいお弁当を食べながら、テーブルごとワイワイガヤガヤと活動の課題等情報交換を行うことができました。


午後は、東京ボランティア・市民活動センターの山崎美貴子所長から、ボランティアとともに地域でどのように活動を進めていくのか、具体的な事例も踏まえながら、学び合うこと、支え合う仲間を作ること、そうした交流を地域で続けていくことの大切さを伺いました。

続いて、実践事例として、大田区で食事サービスを行っているNPO法人こぶしの会の村山美智恵さんから「常設型サロン こぶしの家」について写真を用いて報告をいただきました。社協と連携しながら、子どもたちや高齢者など地域住民と一緒に活動の場作りを行っています。

もう一つの実践事例は老人給食協力会ふきのとうの「男性料理教室」。初級コース、スキルアップコースと設定して、一人暮らしの男性が地域で活動できる場を作った報告を伺いました。


その後、参加者の皆さんでワークショップを行いました。「会食と配食サービスを組み合わせるとたくさんの人たちにアプローチできる」「行政のバックアップがあるところは取組みが進んでいる」「男性のなかには料理が得意な人がいる。魚の下ごしらえなど力仕事も。積極的に声をかえていきたい」「インターネットに情報を出したら、今まで出会えなかった方からボランティアの申し込みがあった」など、日頃、食事サービスを実践する中での課題や工夫を共有しました。

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