(2016年9月10日 / 加納佑一 )
「防災・減災ワークブック 使い方セミナー」を開催しました。
- キーワード
※この情報は掲載期限を過ぎたものです。
2016年9月9日(金)の夜、東京ボランティア・市民活動センターでは、「防災・減災ワークブック 使い方セミナー」を開催しました。

防災・減災ワークブックは、地域防災を進めるための様々な訓練やワークショップのやり方や実施の際のポイント・コツがまとまった冊子です。この冊子をより多くの方に知っていただき、それぞれの地域で実践していただくため、出版の記念として、執筆者やワークショップの開発に当たった方を講師に招き、セミナーを実施しました。
当日は、18時30分〜20時30分という夜間の時間帯に限らず、およそ60名の方が参加されました。

プログラムは、下記の通りです。
1 オープニング
2 冊子作成の趣旨とポイント
3 ワークの説明と実施のポイントの解説
①東京災害ボランティアネットワーク 福田信章さん
②減災と男女共同参画研修推進センター 浅野幸子さん
4 参加者からの質疑
5クロージング

福田さんからは「多様な人たちと一緒に訓練をすることで、得られる気づきはとても多い」「防災という切り口でなくとも、普段行っているイベント・行事に少し防災の視点をいれてみるなど是非考えてみて欲しい」と話しました。
浅野さんからは「是非、地域の色んな人達と一緒に進めていって欲しい。特に、要配慮者に関してはご本人にも参加してもらいながら、一緒に取り組んでもらいたい」と提案がありました。
参加者からの質疑では、具体的なワークの仕方だけでなく、熊本地震での物資ルートの課題や地域で防災の取組みを進めていく際のポイントなど多岐にわたった議論となりました。
東京ボランティア・市民活動センターでは、首都直下地震に備え、災害が発生した際の仕組みの検討もさることながら、こうした、地域で防災・減災の取組みを市民・ボランティアとともに進めていくサポートを今後もしていきます。