(2022年3月25日 / ゆめ応援ファンド担当 )
2022年度ボランティア・市民活動総合基金「ゆめ応援ファンド」助成決定について
- キーワード
2022年度ボランティア・市民活動総合基金「ゆめ応援ファンド」助成については、こちらのページにて募集をしました。
その結果、応募と助成決定は下記の結果になりました。
2022年度ボランティア・市民活動支援総合基金「ゆめ応援ファンド」 応募・助成状況概要
区分 | 申請件数 | 申請総額 | 助成採択件数 | 助成総額 |
A申請(単年度) | 72件 | 21,593,000円 | 14件 | 3,437,000円 |
B申請(継続新規) | 19件 | 7,618,000円 | 3件 | 681,000円 |
C申請(継続2年目・3年目) | 3件 | 778,000円 | 3件 | 778,000円 |
総計 | 94件 | 29,989,000円 | 20件 | 4,896,000円 |
新型コロナの影響から、社会のあり方が大きく変わりつつあります。ボランティア・市民活動もこうした影響を大きく受けながらも、自分たちの活動を維持し、新たな課題を踏まえた取り組みを行うなど、多くの団体が悩みながら活動を行っています。
こうした状況を踏まえ、今回のゆめ応援ファンドでは、「事業の発展性・効果性」「事業の具体性・実現性」「より社会的な支援が少ない活動や対象者へ」といった観点から、配分委員による審査が行われました。
申請された内容からは、コロナ禍への対応としてオンラインをはじめとした遠隔での活動を意識している団体が多くある一方で、集合型で行う必要のある活動などは、感染症対策に関する申請が多くあり、今の社会情勢を反映していると言えます。
また、「新型コロナウイルス感染拡大で社会の在り方が大きく変わった」ことにより、「それまで潜在していた社会課題が顕在化してきた」ことが特徴として挙げられます。その結果、「学習会・研修会」や「市民への啓発活動」など、「自団体(が取り組んでいるテーマ)の現状と課題を知って欲しい」というような趣旨の申請が多くありました。
一方、残念ながら今回採択に至らなかった団体について
事業目的、助成申請理由や内容がわかりにくい
募集要綱で示されている内容に反することが書かれている(対象外経費の申請、様式の改変など)
現環境下での事業の実現性や効果の波及が十分に練られていない
等、申請している事業の内容以上に、申請書の書き方や、事業計画の具体性等の点で後順位となっている団体が見られました。
今回申請いただいた内容を参考に、東京ボランティア・市民活動センターでは引き続き、相談、情報提供・発信をはじめ、ボランティアグループ・市民活動団体に対しての支援を、市民・企業・地域のボランティア・市民活動センターのみなさんとご一緒にすすめてまいります。
どうぞよろしくお願い致します。
2022年度助成団体(順不同・法人格省略)
A申請(単年度助成)
団体名 | 助成内容 | 助成額(円) |
ワーカーズ・コレクティブちろりん村 | 産前からの子育て支援の拡大と地域のネットワークづくり | 500,000 |
こころとからだの元気Lab. | 「香りとセルフハンドタッチ」オンラインでつながる地域の輪 | 96,000 |
フリースペースロビンソン | 登校拒否・不登校、高校中退者、その他進路について学びたい方のための進路学習 | 45,000 |
昭島音訳会 | Chatty Infty3のソフト及びプレクストークポータブルレコーダーPTR3 | 380,000 |
ポレポレフォト | 動画で発信!YouTube動画編集を学んで情報発信 | 156,000 |
国分寺市にふるさとをつくる会 | 多摩の自然を楽しく学ぶ会(観察会と座学の開催) | 163,000 |
不登校・ひきこもりを考える会@小川西 | 不登校・ひきこもりを考える(本人も家族も孤立しないための支援策) | 98,000 |
できる。できない。じゃない!実行委員会 | アートであそぼう!やってみるんだ!展 | 273,000 |
サイン | 子どもの体験イベント事業(楽しく学んで作って遊ぼう!) | 390,000 |
すぎなみ脱プラ研究所 | 永く使って楽しむリペア・カフェづくり事業 | 148,000 |
まちナカ・コミュニティ西荻みなみ | 西荻学びのカレッジ | 341,000 |
実家なんとかし隊 | 「実家が抱える諸問題解決のための、ハイブリッド勉強会」の開催 | 500,000 |
未来のカタチ | Youth Lawyer System(同年代ぴあサポートの増進) | 240,000 |
ブラインドダンス協会 | ブラインドダンス初心者講習会及び健常者との交流会 | 107,000 |
B申請(継続助成・新規)
団体名 | 助成内容 | 助成額(円) |
OMUSUBi | 乳幼児育児中のママ達が居場所を作るプロジェクト | 182,000 |
ハッピーひろば | 障がい者の地域へのつながり支援 | 270,000 |
多文化ひろば あいあい | 移住女性の社会参加支援と多文化共生社会実現のための官学民連携プロジェクト | 229,000 |
C申請(2020年度、2021年度からの継続助成)
団体名 | 助成内容 | 助成額(円) |
東京有閑倶楽部 | 育児中の親子&高齢者が笑顔になるための地域交流サロン | 193,000 |
カタルーべの会 | ひきこもり等生きづらさを抱える方を支えるしくみづくり(仮称:ナカーノ・ナカーマ) | 221,000 |
0歳子育て応援隊 | 助産師さんのいる、0歳親⼦とプレママ専⽤”0っこひろば” | 364,000 |
ゆめ応援ファンドについて
「ゆめ応援ファンド」についてはこちらでご説明しています。
配分委員会委員(順不同・敬称略)
加納高仁(東京都共同募金会常務理事)
長沼 豊(学習院大学教授)
齊藤ゆか(神奈川大学教授)
渡辺陽子(東京YWCA 財団管理部 企画課 マネージャー)
図師真吾(公益財団法人 東急財団事務局長)
澤 雅弘(公益財団法人 SOMPO福祉財団事務局長)
山崎美貴子(東京ボランティア・市民活動センター所長)