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(2022年12月15日 / 市民学習担当 )

TVACレポート

大学・短大等における学生ボランティア活動支援連絡会
~アフターコロナでの若者・学生団体の行動変容と支援のあり方とは~ を開催しました(2022年12月3日)

キーワード
学生ボランティア活動 、 大学ボランティアセンター 、 大学生・短大生 、 コロナ 、 若者

2022年12月3日(土) 14:00~17:00に、「大学・短大等における学生ボランティア活動支援連絡会~アフターコロナでの若者・学生団体の行動変容と支援のあり方とは~」を開催しました。

当日は、大学ボランティアセンターの職員や、大学内でボランティアを担当する部署の職員、教員、社会福祉協議会、ボランティア・市民活動センター、ボランティア活動推進機関など、オンラインと会場をあわせてゲストを含む約60名が参加しました。

当日のプログラム

第1部 会場およびオンライン開催

趣旨説明・情報提供

関東地区大学ボランティアセンターネットワークが今年度たちあがり、「アフターコロナに向けた支援のあり方について」をテーマに、研究会を開催しています。その中で、学生団体の引継ぎや支援方法について課題と感じている大学があることがわかりました。今回の学生ボランティア活動支援連絡会では、「アフターコロナでの若者・学生団体の行動変容と支援のあり方とは」を副題としました。

東京ボランティアレガシーネットワークについて東京都生活文化スポーツ局から情報提供がありました。

基調講演

東海大学の妻鹿ふみ子教授より、「We're Searching for Young Volunteers」をテーマに、若者の社会貢献の意欲やボランティア活動の動機づけのプロセス、若者へのアプローチなどお話いただきました。

若者といってもボランティアへの関心度やモチベーションも人それぞれのため、ターゲットを絞ってアプローチすることが大切。また、「ひきこもり」「ヤングケアラー」といった個別の問題に関心を向ける若者が増えているのではないか、といったお話がありました。

大学ボランティアセンターからの報告

明治学院大学ボランティアセンターの菅沼さまより、コロナ禍のボランティア活動の実践事例をお話いただきました。

学生のボランティア活動への助成として、自ら企画した活動に実践したいと思った「その時」に申請できる助成と年間を通じた企画への助成をしているとのことでした。また、「ボランティア・市民活動論」の授業の中で実施した活動やオンラインを活用した新たな取組みについて報告いただきました。

第2部 会場限定開催

第2部は、会場に参加された方限定で開催しました。久々の対面での再会や初めてお会いできる方など、交流を楽しみながらの開催となりました。

意見交換

はじめに、それぞれの立場で感じている学生ボランティア活動の課題について、意見交換しました。その後、特に意見の多かった課題(①関心層を増やす、ニーズを把握する、無関心層へのアプローチ、②学生のリーダー像の変化と対応、③大学生と地域のつながりづくり)についてさらに深めるグループワークを行いました。また、学生については、学生同士で意見交換をする機会としました。

各グループで出た意見を全体共有しました。

①関心層を増やす、ニーズを把握する、無関心層へのアプローチ

多様な活動紹介 ・ボランティア以外からのアプローチ

学びやキャリア ・他者からの評価を伝える、継続的なアプローチ

楽しいことを伝える など

②学生のリーダー像の変化と対応

昔はカリスマ的リーダーがいたが、今は共同代表など複数人でリーダー的要素を分担している団体もある。

③大学生と地域のつながりづくり

HPやSNSなどから、社協やボランティアセンターを通さずに活動できる。学生を地域につなげる視点と自分たちも学生とどうつながるかという視点がある。

(学生グループ)

ボランティアに対する熱量に差がある。

単発的な活動は人気。継続性に課題がある。

学生スタッフの活動以外もいろいろあり忙しい。どう時間を割いているかの情報交換。など

まとめ

最後に、妻鹿先生より講評いただきました。

主催 

東京ボランティア・市民活動センター

共催 

東京都(生活文化スポーツ局 都民生活部 地域活動推進課 活動支援国際担当)

協力

関東地区大学ボランティアセンターネットワーク

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