(2023年3月24日 / ゆめ応援ファンド担当 )
2023年度ボランティア・市民活動総合基金「ゆめ応援ファンド」助成決定について
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2023年度ボランティア・市民活動総合基金「ゆめ応援ファンド」助成については、こちらのページにて募集をしました。
応募状況と助成決定の結果は下記の通りです。(併せて、申請団体には個別に結果通知を発送予定です)
2023年度ボランティア・市民活動支援総合基金「ゆめ応援ファンド」 応募・助成状況概要
区分 | 申請件数 | 申請総額 | 助成採択件数 | 助成総額 |
A申請(単年度) | 71件 | 21,856,000円 | 18件 | 3,396,000円 |
B申請(継続新規) | 13件 | 5,410,000円 | 1件 | 425,000円 |
C申請(継続2年目・3年目) | 4件 | 782,000円 | 4件 | 782,000円 |
総計 | 88件 | 28,048,000円 | 23件 | 4,603,000円 |
この数か年にわたり、ボランティア・市民活動も、新型コロナの影響を大きく受けてきました。活動の維持・継続に努めながら、新たな課題に取り組み始めた団体もあれば、悩みながら、活動の休止や一旦休憩する選択をしたグループもありました。配分審査においては、こうした状況の変化を踏まえながら「事業の発展性・効果性」「事業の具体性・実現性」「より社会的な支援が少ない活動や対象者へ」等の観点を大事に、審査を行いました。
今回の応募では、子どもや高齢者、障害者に関わる活動、多文化共生、様々な当事者性のある人によるセルフヘルプ・当事者活動、不登校やひきこもりの当事者・家族会、防災やまちづくりなど、多様な分野・領域から88件の申請がありました。申請された内容からは、オンラインをはじめとしたリモートでの活動を考えている団体がある一方で、対面・集合型で行う活動の意義をあらためて認識し、計画している団体も少なくありませんでした。よりリアルなつながりや関わりを通して、あらためて活動を展開していこうという意図や思いが強く感じられます。申請区分の傾向としては、「学習・研修活動」が25件と最も多く、次いで「市民への啓発活動」が20件、器具・器材の購入が11件と続きました。また「調査・研究」の申請件数が減少していることが顕著となっています。
残念ながら今回採択に至らなかった申請については、
事業目的、助成申請理由や内容がわかりにくい。
募集要綱で示されている内容に反することが書かれている(対象外経費の申請、様式の改変、見積書等、必要な添付書類が添付されていないなど)。
現環境下での事業の実現性や効果の波及が十分に練られていない。
等、申請している事業の内容以上に、申請書の書き方や、事業計画の具体性等の点で後順位となった団体が見られました。
今回申請いただいた内容を参考に、東京ボランティア・市民活動センターでは、相談、情報提供・発信をはじめ、ボランティアグループ・市民活動団体に対しての支援を、市民・企業・地域のボランティア・市民活動センターのみなさんとご一緒にすすめてまいります。
2023年度助成団体(順不同・法人格省略)
A申請(単年度助成)
団体名 | 助成内容 | 助成額(円) |
みたか〇〇大作戦 | サステナブルなみらいをつくる〇〇大作戦 | 187,000 |
高次脳機能障害者小金井友の会 いちごえ会 | 当事者交流会・家族茶話会 | 50,000 |
府中JSL学習支援の会 | 年少者に対する日本語支援のための勉強会(年12回) | 300,000 |
訪問大学おおきなき | スイッチや入力装置(ポインティングデバイス)の購入と活用 | 177,000 |
昭島傾聴ボランティア・さざなみ | 傾聴ボランティア養成講座 | 72,000 |
全国ギャンブル依存症家族の会 | ギャンブル依存症の夫を持つ妻たちのための連続研修会 | 500,000 |
読み聞かせボランティア バンブリオ | 2023年度ペープサート上演 | 40,000 |
みんなの居場所「エノコログサ」 | みんなの居場所「エノコログサ」不登校支援事業 | 43,000 |
ReOPA | 当事者会の開催 | 73,000 |
りぷりんと・立川 絵本208 | 講演会~絵本読み聞かのせコツを学ぼう!~ | 32,000 |
日本がんサバイバーシップネットワーク | 〈がんと暮らし〉オンラインセミナーシリーズ事業 | 395,000 |
リオン西多摩きょうだい会 | 多摩地域でのこどもきょうだい支援の基盤作り | 210,000 |
フリースペースロビンソン | 居場所のちから~映画「ゆめパのじかん」上映とおはなし~ | 225,000 |
おやこのひろばniico | 地域とつながる子育て応援 | 150,000 |
東京難病団体連絡協議会 | 難病患者の交流会 | 158,000 |
あだち子ども支援ネット | 映像で学び合う未来へつながる実験室 | 470,000 |
ソシオキュアアンドケアサポート | ストレングスモデル活用による居場所サロン開催と世代間交流 | 144,000 |
東京ソテリア | こども第三の居場所及び地域の多世代交流拠点における活動備品購入 | 170,000 |
B申請(継続助成・新規)
団体名 | 助成内容 | 助成額(円) |
キラリっこファミリーカフェ | 地域で発達障害児の子育てを支える「でこぼこっ子支援サポーター」の育成事業 | 425,000 |
C申請(2021年度、2022年度からの継続助成)
団体名 | 助成内容 | 助成額(円) |
0歳子育て応援隊 | 助産師さんのいる、0歳親⼦とプレママ専⽤”0っこひろば” | 308,000 |
OMUSUBi | 乳幼児育児中のママ達が居場所を作るプロジェクト | 73,000 |
ハッピーひろば | 障がい者の地域へのつながり支援 | 121,000 |
多文化ひろば あいあい | 移住女性の社会参加支援と多文化共生社会実現のための官学民連携プロジェクト | 280,000 |
ゆめ応援ファンドについて
「ゆめ応援ファンド」についてはこちらでご説明しています。
配分委員会委員(順不同・敬称略)
加納高仁(東京都共同募金会常務理事)
長沼 豊(日本教育実践研究所)
齊藤ゆか(神奈川大学教授)
渡辺陽子(東京YWCA 財団管理部 企画課 マネージャー)
大島宏之(公益財団法人 キリン福祉財団常務理事・事務局長)
澤 雅弘(公益財団法人 SOMPO福祉財団事務局長)
山崎美貴子(東京ボランティア・市民活動センター所長)