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(2023年10月4日 / 市民学習担当 )

TVACレポート

都内中学校、高等学校、高等部の教員とのボランティア活動に関する情報交換会

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今回、東京都奉仕・ボランティア教育研究会主催、東京ボランティア・市民活動センター共催で、「ボランティア活動に関する情報交換会」を実施しました。

都立・私立高等学校の教員や、社会福祉協議会・ボランティアセンターなどの中間支援組織スタッフ、行政職員も含めて42名の方の参加がありました。

高等学校の視点での地域との連携の事例、ボランティアセンタ―の視点での学校と地域を結びつける事例発表や、中間支援組織からの情報提供、参加者同士の意見交換など多岐にわたる会となりました。

ボランティア部活動や福祉教育・ボランティア学習の推進を考える先生方と、ボランティア・市民活動センターの連携のきっかけともなりました。

『ボランティア活動に関する情報交換会』

1 日  時 令和5年8月21日(月)13:30~16:30

2 会  場 東京ボランティア・市民活動センター会議室AB

3 内  容

 司会:東京都立赤羽北桜高等学校 正木 成昭 さん

1 挨拶(趣旨説明) 奉仕・ボランティア教育研究会会長・東京都立田無高等学校 藤田 豊 さん 

2 事例報告1  東京都立稔ヶ丘高等学校 主幹教諭 石黒 康 さん

3 事例報告2  葛飾区社会福祉協議会 ボランティア・地域貢献活動センター所長 石川 克己 さん

4 情報提供

 東京ボランティア・市民活動センター
 東京ボランティアレガシーネットワーク
 東京都社会福祉協議会 東京都福祉人材センター
 さわやか青少年センター

5 情報交換会

 グループに分かれての情報交換

6 全体共有

7 まとめ

情報交換では、中間支援組織ができることのヒントもいただきました。
例えば、学校にボランティア募集のお知らせなど資料を送る場合に、クラス分の枚数があるとクラス掲示で呼びかけることができ効果があるかもしれません。
また、校長宛のほかに、「総合的な学習(探究の時間)担当者、ボランティア教育担当者、生徒会担当者など具体的な担当者名を入れて発送すると、見てもらえる可能性が高くなりそうです。
すすんで学校に連絡し、対話していくことで関係ができると感じました。関係性ができれば、都立高校ではTeamsのアプリで情報提供をしている学校もあるとのことで、紙のチラシに加えてデータでの情報提供もできるとよいと感じました。

学校のなかで新たにボランティア部を立ち上げたり、活動を始めることは年々難しくなっている状況もあるようです。そのようななかでも、ボランティア体験により、生徒の自己肯定感や自信を育てたいと考えている先生や、事前学習・振り返り・体験先からの感謝を生徒に伝える・参加しやすい環境づくり等、生徒のボランティア継続のための土壌づくりに前向きな先生もいらっしゃいます。
生徒の思いを実現したいと思っても、教員個人の熱意だけでなく、周囲の支援も重要です。ボランティアセンターや地域のNPOを知らない先生方もまだまだいらっしゃるかと思いますので、中間支援からのアプローチと、先生が困ったときやわからないときに、地域の頼れる先としての関係づくりが必要だと感じました。

奉仕・ボランティア教育研究会 とは

東京都教育委員会より認定を受け、平成23年度より発足し、10年以上活動を行っている研究団体です。

主に、学校におけるボランティア学習・ボランティア教育、福祉教育全般に関わる調査・研究をしています。

詳細は研究紀要等にまとめてありますので、研究会のWebをご覧ください(http://www.houshibora.com)。

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