(2006年7月25日 / 綱川泰章 )
22日・23日に、諏訪湖を中心とした現地調査を実施してきました。
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- 災害 、 水害 、 豪雨



諏訪市
諏訪市に関しては、我々が到着したときには水は既に引いており、道路は泥が乾いた状態でした。
また民家の方は、家の前に濡れてしまった家具等を出して、乾かしている様子を確認しました。
早くからボランティアの受入れを行うことが出来たため、22日約500名23日も約500名のボランティアの方が参加されました。
ニーズについては、電話受付によるものが22日73件・23日66件ですが、高齢者が多い地域であることから、ローラー作戦によりニーズを聞いて即対応しているため、実際は倍以上の方々がボランティアの方に支えられている現状でした。
また現在は民生員・ケアマネージャーによる聞きとりを行っている段階で、当初、市役所の前の武道館でスタートした災害ボランティアセンターは25日からは、諏訪市総合福祉センター「湯小路いきいき元気館」へ移り、28日には災害ボランティアセンターとしての動きは一段落する予定です。
岡谷市
岡谷市では、二次災害になる恐れがありボランティアの受入れは行っていませんでしたが、一時は1100人以上避難者が出ており、22日の6時現在では713名の方が避難所生活中。 湊地区・河岸地区は土砂の流入がはげしく道路の通行止めや飯田線の一部が不通となっており、懸命な復旧作業をしておられました。
現在は安全を確認しながら、土砂の片付けや家屋の清掃等を行うボランティアを募集中です。
下諏訪町・箕輪町・辰野町
下諏訪町・箕輪町・辰野町の復旧に関しては、地元の方々の力で対応している状況でした。またテレビ等で報道された辰野町の天竜川決壊場所は、大型重機により復旧作業を行っていました。
概況
長野県は7月22日(土)、23日(日)の両日に各2,200名、延べ4,400名の方をボランティアとして、諏訪市、下諏訪町、岡谷市、辰野町、箕輪町に派遣しており、制服姿で水害家屋のかたづけ、諏訪湖の葦除去・清掃を精力的に取り組んでいる方々を、多数見受けました。