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(2006年10月11日 / 河村暁子 )

TVACレポート

GE『発明家プロジェクト』を都立中央ろう学校で実施!

キーワード
企業 、 社会貢献 、 CSR

画像当日の様子

GE(ゼネラル・エレクトリック)はエジソンを創始者の一人とする、テクノロジー、メディア、金融サービスを世界各地で展開する企業。このGEとTVACで始めた『地域に役立つ発明家になろう!プロジェクト』は、小学校や児童館に社員たちが出向いていき、5〜6名の子どもたちのグループに1〜2名の社員たちが入り、地域の課題を見つけ、子どもたちが主体となってその解決策を考え、発表することを社員がサポートするという企画だ。初年度は東京を中心に6箇所の教育機関において120名の社員参加で始まったが、その後、学校から学校、社員から社員へと広がっていき、4年目の今年は、全国24箇所の教育機関において約800名の社員たちが参加するまでに拡大した。



そして、去る8月24日、このプロジェクトを聴覚障害のある子どもたちと一緒に実施することになった。聾であるGE社員、山中雪路さんがリーダーとなり、社員たちを率いて、都立中央ろう学校の中学生たちとご対面。社員と子どもたちは簡単な手話や口話、あるいは筆記しながらコミュニケーションをとった。



当日はあいにくの雨。近くにある「とげぬき地蔵」で有名な巣鴨地蔵通り商店街に出かけていき、お年寄りの傘がぶつかりそうになっていたことから、この商店街にガラスの屋根をつけることを提案したチームもあった。雨のときは傘がいらず、お天気のときは曇りガラスでUV効果があるとのこと。発表を聞いていた女性社員が「美白商店街ということで、お年寄りだけでなく、若い人たちもくるかも」と喜ぶ。放置自転車、たばこのポイ捨て・・・、さまざまな地域の課題に対して、面白いアイデアが次々と紹介された。



「一人ひとりの子どもたちの意見を社員の方たちが丁寧にフォローしてくれていますね」と先生。山中さんからは、「普通学校でのプロジェクトに参加して、とても面白かったので、ぜひ、ろう学校の子どもたちともやってみたかった。耳の聞こえる人も聞こえない人も一緒に社会の中で生きていくことを子どもたちに伝えたい」。

発明家プロジェクトは、多様な子どもたちの可能性を開いていく。



http://www.tvac.or.jp/page/feature_csrsupport.html" class="MB__normalLink">

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