市民社会をつくるボランタリーフォーラムTOKYO 2020

第2回LiD/APD(聞き取り困難症/聴覚情報処理障害)講演会(2025年3月1日)

2025年3月1日、APD当事者会APSが第2回講演会をオンラインで開催しました。LiD/APDとは、「聞こえている」のに、「聞き取れない」、「聞き間違いが多い」など、音声をことばとして聞き取るのが困難な症状をさします。当日は、当事者の方、ご家族、教育関係者、医療関係者など、60名の方々が参加しました。


講師の小渕千絵さん(筑波大学)からは、「LiD/APDに関わる2024年度の評価 ー当事者の皆さんに伝えたいこと-」というタイトルで、現時点で明らかになっているLiD/APDの特徴、背景要因、評価方法、支援方法や、ご自身の研究などについて話題が提供されました。その中では、聞き取りにくさが生じるメカニズム、症状の個人差が生じる背景、耳栓の使用に効果があるか、どのような話し方が有効か、などのお話が挙がりました。


参加者からは、今まで1人で悩んでいたことを皆も同じように悩んでいたと知ることができてホッとした、当事者の集まりは仲間を見つけるという点で非常に心強いという思いで話をきいていた、多様な背景要因を踏まえたうえで支援を考える重要性に気づくことができたなどの感想があり、好評だったそうです。


APD当事者会APSでは、LiD/APDに関心のある人が集まり自由に参加できる、LiD/APDバーを開催しています。詳細は、 団体のホームページ をご確認ください。


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