市民社会をつくるボランタリーフォーラムTOKYO 2020

「みんなでつくる セルフヘルプ・グループ『はじまりの物語』」を開催しました (2015年8月11日)

近年、東京ボランティア・市民活動センター(TVAC)には「自分と同じ経験をもつ人と出会いたい」

「“当事者”グループをつくりたい」など、セルフヘルプ・グループあるいは当事者活動に関する相談が多く寄せられていました。

そこで、情報誌『ネットワーク』330号(2014)での特集「セルフヘルプグループ」、2015年2月のボランタリーフォーラムにおける分科会「みんなどうしてる?セルフヘルプグループ」に続き、2015年8月11日「みんなでつくる セルフヘルプ・グループ『はじまりの物語』」を開催しました。



さまざまな団体が語り合うテーマは「はじまりの物語」。セルフヘルプ・グループ(SHG)にであう前のこと、最初の一歩を踏み出した時のことなど、一人ひとりの「はじまりの物語」を語り合いました。


◆ アンケートより ◆

楽しかったです。

話題を共有できるグループがあるのだと思いました。

わかり合えると心強いです。

もっと長く話し合いたいと思うくらい、充実した場でしたが、結構集中していたので、

やっぱりこのくらいの時間がちょうどいいのかなと思いました。なのでこうゆう場がちょくちょくあるとありがたいです。

共感の場を共有できてうれしかったです。

こうして友達が増えていく。いい会でした。




いくつものグループを渡り歩いてやっと今のグループに巡り合った方、自分でグループをつくった方と、SHGとのであいはさまざまですが、

多くのSHGは、「わかってくれる人」を探し求める一人ひとりの強い願いからはじまっていました。

今回、何人もの方が以前は「世の中で自分だけなんじゃないか」という不安や孤独、言葉にならないモヤモヤを抱えていたことを語ってくださいました。そんな中やっと見つけたグループ、その時のことを「悩んでいるものに“なまえ”があった!という衝撃」とお話してくださった方がいました。短い時間でしたが、お互いの話に真剣に耳を傾けながらも、終始なごやかな雰囲気で、この会自体が一人ひとりをありのままに受け止める力を持っていたように感じます。