多様な子どもたちの架け橋プロジェクト(Building Bridges for Children Project)
東京ボランティア・市民活動センター(TVAC)は、多様な背景や文化をもつ子どもたちが、自信を持ち、積極的に社会に参加していくことを、UBSグループを始めとする企業各社やそこで働く社員ボランティアの皆さん、そして、子どもを支援するNPOや福祉施設と連携しながら支援しています。
1. 支援している子どもたち
●児童養護施設で暮らす子どもたち
協力団体:社会福祉法人 筑波会 筑波愛児園、社会福祉法人 興望館 児童養護施設 沓掛学荘 等
●ひとり親の子どもたち
協力団体:NPO法人 女性ネットSaya-Saya、都内母子生活支援施設 等
●外国にルーツのある子どもたち
協力団体:認定NPO法人 多文化共生センター東京 等
●障害のある子どもたち
協力団体:社会福祉法人 東京愛育苑 金町学園、NPO法人聴覚障害教育支援大塚クラブ、 一般社団法人異言語Lab. 等
2. 過去の参加者数18,305名!
2008年~2020年 コミュニティ・プロジェクト参加者(子ども) 11,704名
2008年~2020年 コミュニティ・プロジェクト参加者(職員・大人) 3,808名
2008年~2020年 社員ボランティア 2,700名
2010年~2020年 YTC参加者(実数) 93名
3. プロジェクトの概要
年間を通して、下記の4つのプログラムを実施しています。
1) コミュニティ・プロジェクト
協力団体が中心となって、以下のような子どもたちのためのプロジェクトを実施しています。
◆手話交流イベント(共催:金町学園)
聴覚に障害のある子どもたちが、耳の聞こえる子どもたちや企業で働く人たちに手話や聴覚障害について教えた後、音声を使わないでゲームをしたり、交流をしています。
◆母子ドッチボール大会(共催:東京都社会福祉協議会母子部会)
都内の母子生活支援施設の子どもたちと、施設職員、社員ボランティア、日本体育大学のボランティアが参加し、都内の体育館で、年に1回、ドッチボール大会を開催しています。
◆多文化ユース・フェスタ(共催:多文化共生センター東京)
多様な国々にルーツのある子どもたちが、自分たちの文化や個性をステージやお店、ワークショップなどを通じて地域の人たちに紹介するイベントを年1回実施しています。
2) ユース・チーム・チャレンジ(Youth Team Challenge: YTC)
本プロジェクトの協力団体である、児童養護施設、ひとり親支援団体、多文化共生センター、聴覚障害児施設が支援支援している高校生8~10名がチームを作り、社員ボランティアと一緒に年間を通じてさまざまなことにチャレンジしています。
毎月1回のUBSオフィスでの定例会の他に、春合宿、北海道ニセコでの3泊4日間のサマーキャンプ、前述のコミュニティ・プロジェクトにも参加しながら、多様性、チームワーク、リーダーシップ、プレゼンテーションなどを学びます。
子どもたちの成長を測るための『自己評価シート』を協力団体のスタッフが作成し、子どもたちがいろんな経験をする中でどのように自己評価が変化しているかをモニタリングしながら、支援をしています。
3) YTC卒業生プログラム(Youth Team Challenge Alumni Association: YTCAA)R&P財団のご協力もいただきながら、YTCを卒業した子どもたちが年に数回集まり、企業ボランティアやYTCの先輩からさまざまな仕事について学んだり(宇宙飛行士の山崎直子さんも来てくれました!)、被災地支援や各コミュニティ・プロジェクトにボランティアとして参加したり、手話検定にも挑戦しています。
4) 協力団体の組織強化のための研修
協力団体5団体がそれぞれの分野においてリーダーシップが発揮できるように、ファンドレイジング、プレゼン、メンタリング、評価などについて学ぶ機会を提供しています。