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グループ・団体をつくろう! その2
グループを立ち上げよう

理想の「グループ像」を仲間と描いてみよう

これから仲間といっしょにボランティア活動や市民活動をすすめるグループをつくろうと思っている場合、まず、仲間といっしょにあなたの理想とするグループ像を描いてみることが大切です。この場合、過去にあなたが参加したり、聞いたことのあるグループのイメージと重なることも少なくないでしょう。その時、どんなところに魅力を感じていたのでしょうか。
一般に、ボランティア・グループの持つ魅力として、家庭や学校・職場でのさまざまな制約から解放されて、束縛や強制などの少ない点があげられるようです。また、自分の興味や関心が満たされるほど、メンバーの、グループヘの参加意欲は強まるものです。グループの中で自分が受け入れられているという実感は、グループに所属している実感もまた大きくさせます。そして、自分だけではとても実現できないような目標を、グループの人たちと協力して実現できるとしたら、大きな充実感を味わうとともに、メンバーとの連帯感もまた実感することでしょう。もし、グループとともに行動する過程で仲間との出会いを体験できたなら、グループはあなたにとって生涯忘れることのできない存在となることでしょう。人と出会うということは、新しいあなた自身と出会うことでもあるのです。

グループの「目的」を固めよう

こうしてあなたの中に描き出されたグループのイメージに加えて、もうひとつ、立ち上げようと考えているグループの機能を、あなた自身、どのように見定めているかを整理しておくことも大切です。それは、何のためにグループをつくろうとしているか、グループの目的をを問うことにもつながります。
学校でもなければ職場でもない、インフォーマルな場でつくられるグループの中には、仲間づくりが最終の目標であるような場合もあります。この場合、グループとは、そこに集まる人たちが、さまざまな人々との出会いの場として、ともに楽しく充実していることがメンバーの願いである、といえるでしょう。したがって、グループとして行われる活動は、グループの目的を達成するためというよりも、仲間とともにいることの、ひとつの形であることになります。
これに対して、メンバーが地域や社会の課題について共通の問題意識をもちながら、課題の解決に向けた活動をすすめるためにグループを立ち上げて、その目的をより効果的に達成するための手段として用いるといった場合もあります。ボランティア・グループや市民活動団体の中には、こうした「課題解決型」のグループである場合が少なくありません。また、目標を達成すれば、あるいは一定の期間、時限的な活動をした後に解散する、いわばプロジェクトチームとして活動するグループもあります。
どのようなグループの形を描くかは、あなたの、そして仲間同士の考え方次第です。この時、つくろうとしているグループがどういう方向にすすむのか、参加する他の仲間たちと一緒にあらかじめ意思統一しておくことが大切です。

グループづくりのきっかけ

ボランティア・グループづくりの経過をみた場合、大きく分けて、自然発生的に生まれる場合と、あらかじめ計画的につくられる場合があるようです。また、これらのきっかけとして、個人的な勉強の機会として学習会やイベントなどに参加した人びとが中心になったり、地域の住民同士や職場など既存の関係や所属する組織のなかで、目的を掲げ、同じような問題意識や興味・関心をもつ人たちに呼びかけてグループを立ち上げたり、学校時代の同級生や同窓生に呼びかけてつくられる場合が多いようです。そして、これらのグループに参加する人は、はじめは個人的な興味と関心で占められているのが当然ですから、グループの一員としてという意識は比較的少なく、また、副次的・潜在的なものです。グループづくりの提案者や世話役がメンバーの意見をまとめながら、さまざまなきっかけをもつ一人ひとりの気持ちを共有させ、少しずつ形にしていくことが大切です。

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