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グループ・団体をつくろう! その5
初心を忘れずに

メンバーの雰囲気づくりと役割分担

一方、グループ内をみつめてみた際、グループのメンバーが、お互いに何でもいえる雰囲気になっているか、メンバーが活動を通じて意欲が高まり、満足感を感じて参加しているか等について、十分にメンバー相互の理解ができていなければなりません。また、世話役は、グループ・リーダーの役割を担うことになることが多いものですが、グループの中に摩擦を生むような小さな派閥が生まれていないか、メンバーのなかに内面化し、くすぶっている不満はないかといったグループ内の対人関係に心を配らなければなりません。メンバー個々人の興味とは別の、グループに共通な関心や目標が芽をだし育つように促進することも、グループにおけるリーダーの大切な役割です。
無用な対立やトラブルを防ぐためにも、グループの現在の活動内容が、グループの目的や目標にそっているか、また、グループの立ち上げ後に派生してきたことで、メンバーの多くの人が期侍しているプログラムは何か、それはメンバーが楽しみにしていることなのか、趣味や教養を高めることなのか、社会参加やボランティア活動に必要な学習なのかなど、メンバーの要望をよく聴きながら、グループの目的と照らし合わせた上でそれに応じていかなければなりません。また、みんなの総意でつくられた会則はうまく運用されているか、現行の会則を補う必要はないか、たとえば、特別の委員会やプロジェクトチームなどを設置する必要はないか、小単位のグループの編成替えの必要はないか、委員会やプロジェクトチームなどが多すぎて開店休業しているようなことはないか、むしろグループの規模から、少数で運営をしていく方が現状では合理的で能率的ではないのか、あるいは、一ヶ所に仕事が集中して負担がかかりすぎてはいないか、物事が特定の人によって決められてばかりいないかなどを検討し、必要があればそれぞれの軌道修正をしていくことが大切です。

財源や活動の評価についても考えよう

生き生きとしたグループの活動を裏づける大きな要素のひとつとして、財源があげられます。グループの立ち上げにあたって立案された予算の内容は果たして妥当であったかどうか、不確定な財源(臨時的な収入や寄付金、またメンバーの持ち出し金など)を頼りにしすぎていたことはないか、活動の財源は、原則的には会員の会費でまかなうことが基本であるものの現状では無理があるのではないか、などという問題について、検討を加えて、適切な軌道修正をしておかなければなりません。
こうしてグループが立ち上がって一年を迎えたとき、グループの活動をより長く持続しながら目的を達成するためにも、グループの総合的な評価を忘れてはなりません。それに加えて地域の人的・物的な資源がどの程度活用されたか、当初の計画通りに活動がすすんだか、万一の事故等への対策は十分であったか等、一年を締めくくっての反省と評価も大切です。

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